「これは欲しい!」 衝撃のスズキ「ジムニートラック」は実在! 「5ドア」に加え荷台付き「ピックアップ仕様」をNZディーラーで用意
スズキの人気小型本格四輪駆動車「ジムニー」は世界中で展開されていますが、ニュージーランドではトラック仕様が純正で存在し、SNS上で話題を呼んでいます。
5ドア以外にもトラック仕様が存在!?
スズキ「ジムニー」シリーズはこれまで199か国で販売され、1970年の登場以来累計30万台以上を販売した小型四輪駆動車です。
そんなジムニーの後部が荷台となった「トラック仕様」をニュージーランドのスズキディーラーが販売していることについて、SNSで話題となっています。
現行型ジムニーは、2018年に登場した4代目モデル。通常の軽自動車モデルと、ボディを拡大し1.5リッターエンジンを搭載した小型車モデル「ジムニーシエラ」の両タイプが共に3ドアモデルで展開されています。
丸形ヘッドライトやエッジの効いた四角いエクステリアを採用したほか、先進運転支援「スズキセーフティサポート」を用意することで、安全性能も向上させました。
2023年1月にインドで開催された「オートエキスポ2023」では、ロングボディの5ドアモデルが登場。その設定を望む声も多かったことから、公開時はSNSなどで大きな話題となりました。
また、2019年の東京オートサロンのスズキブースではジムニーシエラをベースにピックアップトラック化した「ジムニーシエラ ピックアップ スタイル」を展示。
その際も、「欲しい!」「市販化して!」などという意見が多くありました。
このようにジムニーは、通常の3ドア車以外にもさまざまなバリエーションが求められているようです。
そんな中、ニュージーランドのスズキディーラーでは、カスタムトラックなどを手掛けるカウパートラックが制作したジムニーシエラ(JB74)ベースのピックアップトラック「ジムニー フラットデッキ」を販売しているようです。
エクステリアではホイールベースを8インチ延長し、シエラのドア後部以降をきれいにカット、フロントシートのみのシングルキャブ仕様に変更。処理が難しいと思われるレインガーターモール(雨樋)まできれいに処理されています。
なお、ホイールベースに変更のない「ハーフバック」も用意し、2タイプの実用的な荷台が選べます。
このジムニー フラットデッキについてSNSではさまざまなコメントが投稿されています。
「これ面白い。メーカー純正と同等らしい」「シエラに(軽トラックの)キャリイのリアが付いたのを雑誌で見たことあるけど、これも良いな…」「シエラを注文して軽トラも買いたい自分からするとこれは欲しい!」など、正規の販売店で取り扱っていることや大胆に切断しつつもキレイに仕上がっていることについて評価するユーザーもいるようです。
なお、正規販売はありませんが、ジムニーのピックアップ化は日本でもおこなわれています。
熊本県のネオスチールや静岡県のコーヘイファクトリーは、先代(JB23)をベースとした軽トラを造っています。
ネオスチールのジムニーピックアップは典型的な農業仕様となっており、地元の農家の方から「カッコいいクルマで農業をしたい」という要望から生まれたといいます。
一方、コーヘイファクトリーのジムニートラックは、かつての名車スズキ「マイティボーイ」を彷彿させるデザインです。
実用車というよりは、ファッションで乗れる1台に仕上がっています。
さまざまなボディタイプの要望がある現行ジムニーですが、インドの5ドアに加えてピックアップ仕様も海外では存在するなど、日本のジムニーファンも登場して欲しいと願うモデルが海外には多く存在するようです。