スズキ新型「最上級SUV」お披露目! 3灯の「精悍ライト」採用の「グランドビターラ」日本導入の可能性も?インドネシアで注目の新型車とは
スズキのインドネシア法人は、インドネシア国際モーターショーで新型SUV「グランドビターラ」を発表しました。早速注目を集めているようですが、どのようなクルマなのでしょうか。
精悍顔のスズキ新型SUVがインドネシアモーターショーで人気!
スズキのインドネシア法人は2023年2月16日から26日にかけて、首都ジャカルタで開催されているインドネシア国際モーターショー(IIMS)で新型SUV「グランドビターラ」を発表し、展示しています。
同社ブースでは最も人気のモデルだと言いますが、どのようなクルマなのでしょうか。
グランドビターラは、2022年7月にスズキのインド子会社マルチ・スズキが発表したグローバルにおけるフラッグシップSUVです。
同車はスズキとトヨタの協業に基づいて開発され、開発はスズキが担当。生産はトヨタのインド現地法人であるトヨタ・キルロスカ・モーターが担当し、同年8月から製造しています。
ボディサイズは全長4345mm×全幅1795mm×全高1645mm。
エクステリアは、ショルダーラインや前後フェンダーを強調することで、SUVらしい力強さを表現。
フロント部は特徴的な3灯式LEDヘッドライトや左右のライトをつなぐメッキ加飾が精悍さを印象付け、ヘキサゴン型のグリルを採用することで、上質感のある雰囲気に仕上げられています。
リアもフロントと同様の3灯式テールランプを装備し、左右のライトは接続され一文字となっているほか、バンパー下部にはスキッドプレート風のガーニッシュを装備し、タフさと高級感を演出。
インテリアは、剛性感のあるインパネや太いコンソールが逞しさのあるデザインとなり、インパネ・トリムにボルドー(暗赤色)とブラックの2トーンカラーにシルバーステッチを施した合皮を採用。洗練された内装が特徴です。
搭載されるパワートレインは約92馬力の1.5リッターガソリンエンジンに79馬力のモーターとリチウムイオンバッテリーを組み合わせる「インテリジェントエレクトリックハイブリッド」(フルハイブリッド)のほか、103馬力の1.5リッターガソリンの「スマートハイブリッド」(マイルドハイブリッド)搭載車の2タイプを設定。
トランスミッションは、フルハイブリッド車がCVT、マイルドハイブリッド車が5速MTと6速ATから選択可能です。
マイルドハイブリッド車には一部グレードで4WD車を用意し、4つの走行モードをダイヤルで簡単に選択できる「ALLGRIP」をインドで初採用します。
先進装備では、全方位モニターやヘッドアップディスプレイなどのほか、コネクテッドサービス「スズキコネクト」に対応。
上級グレードではワイヤレスチャージャーや前席のシートベンチレーション、パノラミックサンルーフ、後部座席のエアコン吹き出し口などの快適装備も搭載します。
インドネシア仕様車は2023年2月16日に発表されたばかりで、価格は現在公表されていませんが、インド市場では104万5000ルピー(約170万円)から設定されています。
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なおグランドビターラは今後、ラテンアメリカやアフリカ、中東、ASEAN、および近隣地域の60か国以上への輸出を目指していると発表されています。
日本への導入に関して具体的な計画は発表されていませんが、その一方でスズキが2023年2月7日に開催した「2030年度に向けた成長戦略説明会」の資料には日本国内へのグランドビターラ導入を示唆するものを公表。
日本国内における2030年度までのバッテリーEV投入計画の中で、導入予定とされている6車種のシルエット図に、グランドビターラの特徴とも言える3灯ライトやそれをつなぐ加飾が再現されたクルマが示されています。
2030年に近づくにつれて詳細情報は明らかになると考えられ、今後登場するであろう新型車について注目が離せません。
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