外した「スタッドレスタイヤ」は保管方法に要注意!? 少しでも長く使うための“コツ”とは
スタッドレスタイヤを長持ちさせるための保管方法とは?
スタッドレスタイヤ、サマータイヤ問わず一番避けたい保管方法は、直射日光が当たるような「屋外に野晒し」の状態です。
そのような環境は紫外線や雨風によってタイヤのゴム自体にダメージを与え、劣化が早まります。
ゴムは劣化すると硬化していき表面がひび割れてくることもあり、グリップ力の低下によるスリップリスクが高まるのに加え、バーストによる走行不能状態に陥る事もあります。
外したタイヤを保管する際は、2つのポイントがあります。
1つ目は、保管前は洗浄することです。タイヤには砂、泥、融雪剤、異物等さまざまな付着物があります。
そのような汚れを放置すると、ゴムの劣化に繋がってしまうため、洗浄して汚れを落としておくと効果的です。洗い方は水洗いで問題ありません。
2つ目は、直射日光(紫外線)や湿気の影響を避けることです。
タイヤを劣化させる主な外部要因は紫外線と湿気なため、タイヤ保管時は直射日光と湿気に注意が必要です。
これらから回避できれば、保管場所は屋内に越したことはないですが、屋外でも問題はありません。
屋外しか選択できなければ、軒下などの日陰で雨を回避できる風通しのよい場所が適しています。屋内であれば直射日光は回避しやすく雨も防げるため、地面から少し離して保管する等の湿気対策を意識しておくと良いです。
ホイールにタイヤを組み付けた状態で保管する場合は横積みとし、空気圧を少し下げて保管しましょう。
ホイール付きで縦積みの場合、重量により荷重が集中するタイヤの接地箇所が変形する可能性があります。
※ ※ ※
スタッドレスタイヤは、比較的高価なため、あまり雪の降らない地域であれば買い替えスパンを少しでも長くしたくなるものです。
安全で丁寧な運転と適切な保管方法を心がけることで、スタッドレスタイヤとお財布に優しい付き合い方ができます。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。