洗車に「水道水」は適してない!? 最近増えてる「純水洗車」何が良い? DIYでやる方法とは?
一般ドライバーが純水で洗車してみた!
コーティング専門店のOさんは、純水にはさまざまなメリットがあるといいます。
「まず考えられるのが、水滴の跡や水シミができにくいことです。洗車時に付いた水分を完全に拭き取るのは至難の業で、吸水性に優れるマイクロファイバークロスで拭き上げても、見えない箇所や手の届かない箇所から水分が垂れてきます。そういった水垂れも、純水であればシミになりにくいといわれています。
特にサイドウインドウはドア内部に水分が残ってしまうため、拭き上げたウインドウを開閉するだけでも水分が付着してしまいます。これが水道水だと、乾燥後に水シミになってしまうことも多いのですが、そこで再度純水で拭き上げることでシミになるのをかなり防ぐことができます」
「もうひとつは、今まで付着していた汚れが減る効果も期待できます。というのも、不純物が含まれていない純水には不純物を取り込む性質があるため、水道水では除去できなかった汚れも純水と一緒に拭き取ることが可能になります。
不純物を取り除く効果はボディやウインドウに塗布されたコーティングにも好都合で、水道水で洗うよりもコーティング効果を弱めにくいともいわれています。
また、改めてコーティングするときもきれいな下地作りができますので、コーティングのノリが良くなり、光沢や艶が良くなるという効果が期待できます」(コーティング専門店 Oさん)
一部では「純水は拭き上げ不要なのでは?」という意見もありますが、Oさんいわく「使用以前に付いた汚れなどを含んだ純水は拭き上げる必要があります」とのこと。特にDIYで洗車する場合、空気中の汚れなどがすぐに付着してしまうので、やはり拭き上げはしたほうが良さそうです。
そして、実際に筆者(金田ケイスケ)が所有するクルマを純水で洗車してみました。今回は近所で「医療用精製水」を購入。価格はおおむね500mlが200円前後でした。ボディ本体を洗うにはもっと大量の純水が必要になるので、今回はOさんの提案通りに窓のみに使用しました。
純水にはより安価な「工業用精製水」もあり、インターネットでは「医療用」の半額以下で購入できるそうです。ボディ全体に試してみたいという人は工業用精製水のほうがコスト的に適しているかもしれません。
純水のほかに内窓清掃で必要なのは、きれいなマイクロファイバークロスのみ。一般的な綿製の布巾などではホコリや糸くずなどの不純物が付いてしまうため、化学繊維製が良いそうです。またフロントウインドウの隅まで拭き取りたい場合は、狭い隙間にも入るゴムベラがあると効率良く清掃できます。
使用方法は簡単で、きれいなマイクロファイバーに純水を含ませ、窓を拭くだけ。いつも洗車時には拭き上げていますが、純水を使うと明らかにクリア感が違います。ただし、以前から残っている水アカが落ちきらないのは致しかたないところではあります。
純水を使ってみた感想としては、内窓だけでなくダッシュボードやインパネ、センターコンソールなどにも十分使えそうです。洗剤などを含んでいない水なので、子どもやペットが乗ることも多いファミリーカーの内装掃除にもおすすめだといえます。
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本当はクルマ全体を純水で洗ってみたかったのですが、さすがに個人でするにはコスパが悪いため断念。
今回内窓のみの使用でしたが、効果を体感しやすかったこともあり、次回はボディ全体にも純水を使用してみようと思います。
雨は基本的に蒸留水ですが、落ちるまでに大気中の埃を吸着しているので純水ではないけど、中国由来のPM2.5が多く降り注ぐ西日本を除いては雨の日に洗車すれば拭く手間は省けるかと。
なので、洗車は雨の日を選んでますね。これからの季節は花粉が多くなるので朝起きるとフロントガラスが黄色くなってることも・・・近所に松林が多い地域の人は大量の松花粉(スギやヒノキよりも粒子は大きいので花粉症にはならない)に悩まされるかと。