スズキ、アンダー120万円の新型セダン「ツアーS」発売! 精悍「スイフト顔」採用で超低燃費の商用向けモデルがインドで登場
マルチ・スズキは2023年2月10日、新型セダン「ツアーS」をインド市場で発売しました。
天然ガス1kgあたり32kmの低燃費を誇る
スズキのインド法人マルチ・スズキは、新型コンパクトセダン「ツアーS」を2023年2月10日に発売しました。
どのようなクルマなのでしょうか。
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新型ツアーSはインドにおけるエントリークラスのタクシー向け車両で、「ツアー」シリーズでは他にもミニバンタイプの「ツアーV」と「ツアーM」、ハッチバックの「ツアーH1」を展開しています。
ツアーSは、マルチ・スズキがインド市場で展開しているコンパクトセダン「ディザイア」がベースとなっており、日本でも販売されているハッチバックの「スイフト」と同様の第5世代「HEARTECT」プラットフォームが採用されています。
エクステリアは4代目のスイフトやディザイアに基づいたものとなり、逆台形型のグリルや丸みを帯びたサイドウインドウなどが特徴で、リアにはLEDテールランプと「Tour S」バッジを装備。
パワートレインは2種類用意され、最大出力113Nm・89馬力を発揮する1.2リッターガソリンエンジンと、98.5Nm・76馬力の同CNG(圧縮天然ガス)エンジンの両方を設定。燃費はガソリンモデルでは23.15km/L、CNGモデルでは32.12km/kgで先代モデルより21%向上しているといいます。
機能装備ではチルト調整可能なステアリングやマイクロフィルター付きマニュアルエアコン、フロントアクセサリー電源、車速感応ドアロックなどが装備されます。
安全性能は強化され、電子制御制動力配分システム(EBD)や横滑り防止装置(ESP)をはじめ、リバースセンサーやデュアルエアバッグ、ABSなどが標準装備されています。
新型ツアーSについてマルチ・スズキの専務取締役であるシャシャンク・スリバスタバ氏は以下のようにコメントしています。
「新型ツアーSは、モダンなデザイン、新時代の安全装備、高い実用性、そして進化した1.2リッターKシリーズのデュアルジェット・デュアルVVTエンジンを搭載し、商用セダンセグメントにおいて革新的なモデルとなっています。
私たちは、新型ツアーSで完璧なセダン体験を提供し続けることにより、再び商用セグメントにおいて、お客さまの期待を上回ることができると確信しています」
新型ツアーSの価格(消費税込)はガソリンモデルが65万1000ルピー(約104万円)、CNGモデルが73万6000ルピー(約117万円)からとなっています。
リアハッチの形をセダン風味にしただけじゃないかしら。