アルファの新型SUVに「ヴェローチェ」を冠する伝統のグレードを用意

　ステランティスジャパンは、同社が販売するイタリア車ブランド、アルファ ロメオの新型SUV「トナーレ」に新グレード「Veloce（ヴェローチェ）」を設定し、2023年2月10日に発売しました。

　アルファ ロメオの新型SUVトナーレは、日本では2023年1月26日に発表された同ブランド初となるハイブリッド搭載のミッドサイズSUVで、アルファ ロメオの核となるスポーティネスを継承しながら、ブランドの変革を体現したクルマだといいます。

　エクステリアは1980年代に登場したスポーツカー「SZ」から着想を得た片側3連ヘッドライトや、1960年代の「ジュリア GT」を想起させるショルダーラインなど、アルファ ロメオの名車をモチーフにしたデザインが随所に取り込まれています。

　インテリアはドライバー中心とし、ブラックを基調とした上質な素材を採用。インパネには10.25インチのマルチメディアシステムに加え、メーターパネルも12.3インチの液晶を採用することで、視認性と先進性を表現しています。

　先進運転支援システムではアダプティブクルーズコントロールや衝突被害軽減ブレーキ、車線維持支援機能をはじめ、360度カメラやブラインドスポットモニターなども標準装備しています。

　パワートレインは、最大出力160馬力・最大トルク240Nmを発揮する1.5リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンに20馬力のモーターとリチウムイオンバッテリーを組み合わせるマイルドハイブリッドを採用し、低速時はモーターによる走行が可能です。

　今回追加された新グレードのヴェローチェは、スポーツ性能と上質感を兼ね備えたグレードで、同じ名称のグレードはセダンの「ジュリア」やSUV「ステルヴィオ」にも設定されています。

　ヴェローチェには専用20インチホイールや電子制御サスペンションが特別に装備されるほか、「VELOCE」エンブレムやナチュラルレザーシート、アルミニウム製キックプレートが専用装備となっています。

　新型トナーレ ヴェローチェの価格（消費税込）は589万円で、全車右ハンドル仕様となります。

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　なお、新型トナーレ発表時に用意された装備充実の導入記念グレード「Edizione Speciale（エディツィオーネ・スペチアーレ）」は限定台数に達し次第販売終了することも明らかにされています。