全長5mで「ランクル」超え!? トヨタが大型3列SUV「新型グランドハイランダー」初公開! 従来型との違いは?
トヨタは新型3列シートSUV「グランドハイランダー」を米国で世界初公開しました。従来モデルの「ハイランダー」をベースに室内・荷室を拡大させたモデルですが、両車の違いはどのようなところにあるのでしょうか。
多人数で快適に移動できる新たなファミリーカー登場!
トヨタの北米法人であるトヨタモーターノースアメリカは2023年2月8日(現地時刻)、新たな3列シートSUVとして新型「グランドハイランダー」を世界初公開しました。
北米では、同じく3列シートSUVの「ハイランダー」がラインナップされており、多人数乗車可能なファミリーカーとして人気を博していますが、今回初公開された新型グランドハイランダーとはどう違うのでしょうか。
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ハイランダーは、「RAV4」や「ハリアー」などと同じGA-Kプラットフォームを用いたトヨタのSUV3兄弟としてグローバル展開され、現行モデルは2019年に北米市場を皮切りに投入され、欧州、中国などの市場でも販売されています。
ボディサイズは全長4950mm×全幅1930mm×全高1730mmとなり、日本で販売されるトヨタ「ランドクルーザー(300系)」(全長4985mm×全幅1980mm×全高1925mm)と同じくらいのサイズ感です。
一方、新型グランドハイランダーのボディサイズは明らかになっていないものの、ハイランダーよりも室内空間や荷室を拡大したとトヨタは説明しており、全長は5mを超える可能性があります。
なお、日本のランクルよりも大きなボディであっても、新型グランドハイランダーは北米ではミドルサイズSUVに分類されるようです。
デザインについては、フロントグリルの位置がハイランダーはトヨタエンブレムを囲うように設置されるのに対し、新型グランドハイランダーはトヨタエンブレムの下部に配置。台形の大型ハンマーヘッドフロントグリルとシャープなヘッドライトによって、堂々とした新しいスタイリングを実現しました。
リアもテールランプのデザインが異なり、新型グランドハイランダーはコの字型を採用し、印象を変更。前後ともにワイルドなデザインで、「RAV4」の雰囲気と似ているようにも感じられ、反対にハイランダーとは異なったものとなっています。
内装は、ハイランダーも豪華なインテリアを備えていますが、新型グランドハイランダーはシフトノブを含めたセンターコンソール周りなど新型「クラウン クロスオーバー」や新型「プリウス」と似たような、トヨタの最新デザインを採用。
インパネやステアリングスイッチといった部分にブロンズのアクセントが施されるなど、ハイランダーよりもラグジュアリーで洗練された室内を演出しました。
乗車人数はハイランダー、新型グランドハイランダーともに3列シート7人乗り/8人乗りが用意されますが、新型グランドハイランダーは一般的に狭いとされる3列目シートでも大人が余裕を持って着座できることをアピール。3列目の乗員も快適にドライブを楽しむことができるといいます。
また、新型グランドハイランダーは荷室が大容量であることも特徴となっており、3列目シートを立たせた状態でスーツケースを7個収納可能。2列目シートおよび3列目シートをすべて前方へ倒すと98立方フィートもの広大な荷室スペースが出現します。
パワートレインについては、ハイランダーが2.4リッターターボと2.5リッターハイブリッドをラインナップ、駆動方式はそれぞれ2WDと4WDが設定されます。
新型グランドハイランダーも同様のパワートレインですが、これらに加えて「ハイブリッドMAX」と呼ばれるパワフルなハイブリッドシステムを搭載(4WDのみ)。システム最高出力362hp、最大トルク400lb-ftを発揮し、0-60mph加速(約0-96km/h)は6.3秒という、トヨタ史上最もパワフルなミドルサイズSUVとなりました。
なお、北米などで重視されるけん引力は両車とも5000Lbsを確保。ボートやトレーラーなどをけん引できるパワフルな動力性能を有しています。
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新型グランドハイランダーは2023年夏に米国で発売される予定です。詳細なスペックや価格などは発売時に発表されることになっています。
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