8800万円超えのトヨタの激レア「スポーツカー」がスゴイ! “極上”内外装の「2000GT」が仏で落札

高額なコレクタブルカーを扱うRMサザビーズで2月にパリでおこなわれたオークションに、トヨタ「2000GT」が登場しました。50万ユーロ(約7070万円)から70万ユーロ(約9900万円)で落札されると予想されましたが、最終的に62万3750ユーロ(8830万円)で落札されました。

8800万円超えで落札! 極上のトヨタ「2000GT」とは

 RMサザビーズは、主にスーパーカーやクラシックカーなど高額なクルマを扱う国外のオークショニア。

 同オークショニアが、2023年2月からパリでおこなったオークションにて、日本の名車として名高いトヨタ「2000GT」が登場しました。

62万3750ユーロ(約8830万円)で落札されたトヨタ「2000GT」(Photo:RMサザビーズ)
62万3750ユーロ(約8830万円)で落札されたトヨタ「2000GT」(Photo:RMサザビーズ)

 2000GTは、トヨタがヤマハと共に共同開発したスポーツカー。1965年の東京モーターショーでプロトタイプが登場し、その後1967年から1970年にかけ337台が生産されました。

 パワートレインには、最大出力150馬力を発揮する3連装のキャブレターを付けた2リッター直列6気筒エンジンと5速トランスミッションを組み合わせ搭載。最高速度は220キロにも達します。

 また足回りには、ダブルウィッシュボーンサスペンションや4輪ディスクブレーキ、マグネシウム製ホイールを装備。その他、ライトがせり出してくるタイプのリトラクタブル・ヘッドライトなど、1960年代としては先進的な技術を多数導入しています。

 そういったさまざまな機能を要素も買われてか、1967年に公開した映画「007は二度死ぬ」では、オープンカーに改造した2000GTが登場。こちらは6代目「ジェームズ・ボンド」を演じたダニエル・クレイグが、好きなボンドカーとして同車をあげるほど、高い人気を得ています。

 今回出品された2000GTは、1969年夏頃まで生産していた前期型。車体番号は「MF10-10050」と記載してあり、1967年7月26日に出荷されたモデルとのこと。またカラーリングはオリジナルのペガサスホワイトに塗られます。日本のナンバープレートを模したプレートも前後に添えられていましたが、残念ながら商用車を表す「4ナンバー」表記でした。

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 半世紀経ってなお、その輝きが色あせないトヨタ「2000GT」。近年のオークションでは1億円以上で落札される場合もあるなど、年々人気が高まっていますが、今回のオークションでは50万ユーロ(約7070万円)から70万ユーロ(約9900万円)で取引されると予想されていましたが、62万3750ユーロ(約8830万円)で落札されました。

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1件のコメント

  1. ナンバープレーの402というのが気になります、2000ccだから最初の4が5だと納得。

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