絶えないコインPの「高額請求トラブル」 運転しながら「看板確認」は難しい? ユーザーのリアルな意見も 表示のルールはどうなってる?
街中の各所にあるコインパーキングですが、知らずに高額な駐車料金を請求されるというトラブルが絶えず発生しています。では看板表示のルールはどうなっているのでしょうか。
絶えないコインPでの「高額請求トラブル」
コインパーキングの料金は駐車場ごとに大きく異なり、駐車料金の課金の仕組みも駐車場ごとに違いがあります。
駐車料金については必ず料金表示看板が設置されていますが、この表示について「わかりにくい」という声が多いほか、高額請求されるトラブルも絶えず続いているといいます。
「時間貸駐車場」とも呼ばれるコインパーキングは、利用時間に応じて料金が加算される仕組みで、その金額は「20分ごとに200円」や「30分ごとに300円」など駐車場ごとにさまざまです。
また、駐車料金には時間ごとの駐車料金に加えて「入庫から12時間までは1200円」や「22時から8時までは最大1000円」といった最大料金が設定されていることもあります。
そんな駐車料金の複雑な仕組みや表示について、「わかりづらい」といった声が少なくありません。
たとえば昼間と夜間や平日と土日祝日でそれぞれ料金設定が異なる駐車場があるほか、土日祝日には最大料金が適用されないなど、その駐車場の立地や隣接する施設などによっても違いがあります。
これらは、近い場所にあってもまったく異なる料金体系となっている場合もあり、SNSなどでも「近隣のパーキングと同じ程度だと思って利用したら、予想より高額になった」などという声がありました。
2018年11月には独立行政法人 国民生活センターが、「1日最大〇〇円のはずなのに高額な料金を請求された」などコインパーキングの表示に関する相談が全国の消費生活センターなどに多数寄せられ、その件数は2013年から2016年では年間300件前後、2017年には363件と増加に転じていたことを明らかにしており、コインパーキングでのトラブルが絶えず発生していることが分かります。
また2022年にもSNSで、「東京都内のコインパーキングに上限3800円の駐車場があったため、同じ程度だと思っていたら、4時間で1万円以上の駐車料金となった」という投稿が話題を集めていました。
こうしたコインパーキングでのトラブルについて、消費者庁や国民生活センターなどでも、料金表示をしっかり確認・理解してから利用するよう呼びかけているものの、運転中に看板表示を細かく確認するのは容易ではないでしょう。
ユーザーからは、「クルマを運転しつつ後続車もいて、ゆっくり見ていられない」「よく読もうとしても後ろから別のクルマが来たらもう入るしかない」など、とくに初めて利用するパーキングなどでは焦り、看板を細かくチェックするのは難しいという意見も。
また都内に住む男性Yさんは、コインパーキング利用時について以下のように話します。
「都内の駐車場に駐めようとして3時間で4700円だったことがあり、その際はとても驚きました。
こうした高額請求された経験もあることから、コインパーキングに駐車する際は事前に確認するようにしていますが、それでも運転をしながらの料金案内の表示はかなり分かりづらく、非常に困るなと思うことが多いです」
Yさんは、コインパーキングに駐車する前にハザードをつけて看板を十分にチェックしてから利用するようにしているといい、かなり入念な確認をおこなっているといいます。
とはいえ、ユーザーからの意見にもあるように路地でパーキングを探していて後続車が来てしまった場合や、交通量が多い道など料金案内を細かく読み取るのは状況によって難しいといえるでしょう。
川越市駅のコインパーキングにおいて、10月14日と15日は川越祭りだから最大料金が撤廃されるとのこと!13日の早朝に停めた私はそのようにお祭りだからどうのこうのとは書いていなかった(周りのコインパーキングには記載有)のでそこはイレギュラーの対応はないのかと思い停めて2泊3日の旅にでかけました。
帰ってきたらなんと1万1千円の駐車代を請求されました。規約(看板にズラズラと書いてある小さな文字)には24時以上駐車する場合はコールセンターに連絡を!と書いてあるので、確かに13日の早朝には14日と15日は駐車の最大料金を撤廃することは記載はなかったがコールセンターに電話することは規則なのでその時にお伝え出来たので、駐車代の11000円は返金できませんとのことでした。
埼玉県の消費者センターに電話しましたが、規約があるなら何も言えないとのことでした。
表示のルールを徹底してこのようなことが二度と無いように願います。