三菱は2023年5月に新型「デリカミニ」を発売します。これに先立ち純正アクセサリー仕様などカスタマイズされた実車などが公開されています。
　
　さらには兄貴分となる「デリカ D：5」と共に雪道を走破する動画も公開されており、そのアクティビティ機能＆性能に注目が集まっているようです。

　新型デリカミニは「Reliable ＆ Active Super Height Wagon(頼れるアクティブな軽スーパーハイトワゴン)」をコンセプトとしています。

　三菱が誇るデリカシリーズに新しくラインアップするモデルとして、デリカらしい力強いデザインと大径タイヤによるSUVらしいスタイリングを採用しました。

　フロントフェイスには、力強さと安心感を表現する立体的な「ダイナミックシールド」に半円形のLEDポジションランプを内蔵したヘッドライトを組み合わせています。

　さらにフロントバンパーとテールゲートガーニッシュには立体的な「DELICA」ロゴを採用するほか、光沢のあるブラックホイールアーチや前後バンパー下部にプロテクト感のあるスキッドプレート形状を採用することで、オフロードテイストを盛り込みました。

　また、インテリアはブラックを基調色とした水平基調のインストルメントパネルに、アクティブで明るい印象を与えるアイボリーをアクセントカラーとして配置しました。

　シートには通気性の良い撥水生地を採用するほか、簡単に汚れをふき取ることができる素材のラゲッジボードと後席シートバックの採用により、濡れたものや泥の付いたアウトドア用品などを気にせず積むことが可能です。

　さらに軽スーパーハイトワゴンの特徴を活かして、アウトドアから日常使いにおいて便利で快適な広々とした室内空間を実現。

　リアシートは320ｍｍの前後スライド量を確保したことで後席の足元空間は前席を一番後ろに下げた状態でも余裕を持って座れます。

　このような機能＆性能によってさまざまなアクティビティでも使い勝手の良いデリカミニですが、走行性能ではどのような特徴があるのでしょうか。

　足元は、165／60R15サイズの大径タイヤの採用とショックアブソーバーの専用チューニングにより、路面をしっかりと捉えながら車内には振動を伝えにくい設定としており、砂利道などの未舗装路を走行する際の安定性と快適性を高めました。

　また三菱によれば「専用サスペンションを採用することでeKクロス スペースよりも最低地上高があ上がっている」といいます。

　そのほか滑りやすい路面や雪道、ぬかるんだ路面で片側の駆動輪が空転した場合、スリップした駆動輪をブレーキ制御。グリップしている駆動輪の駆動力を確保する「グリップコントロール」を標準装備。

　さらに急な下り坂や滑りやすい路面を下る際、電子制御により低車速に抑える「ヒルディセントコントロール」も標準装備しました。

　このようにさまざまなシーンで活躍する軽スーパーハイトワゴンの新型デリカミニですが、雪道でのパフォーマンスも気になるところです。

　そうしたなかで2023年1月13日に三菱は「デリカミニ『雪道』篇」の動画を公開しています。

　このわずか10秒の動画では、新型デリカミニとデリカD：5が雪を巻き上げながら走破する様子が映されており、この動画だけ見れば雪面の直進性能はデリカD：5にも劣らないともいえそうです。

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　なお、2023年1月に開催された東京オートサロン2023では、気軽にアウトドアを楽しむライフスタイルを提案するためにベッドキットを採用した新型「デリカミニ×Coleman」や、雪道を力強く駆け抜けるイメージの提案となるキャンプや車中泊が可能な新型「デリカミニ SNOW SURVIVOR」がお披露目されました。

　こうした流れからも新型デリカミニは従来の軽スーパーハイトワゴンよりも、悪路の走破性に期待出来そうです。