厳しい「冬の高速道路」を400キロ! 航続条件ツラい&インフラ厳しい状況 … EVライフを日産「リーフ」で試してみた!

一般的に電気自動車は冬の高速道路など走行条件が厳しいと航続距離が減少する傾向にあります。では、実際に日産「リーフe+」で試してみるとどのような状況なのでしょうか。

 昨今、普及しつつある電気自動車ですが、一般的に「気温の低い日」や「高速道路の巡航」では航続距離がカタログ数値より落ちる傾向にあります。
 
 そうしたなかで、冬の寒い日に高速道路を走ってみると、どのような状況となるのでしょうか。

電気自動車には厳しい「冬の高速道路」を実際に日産「リーフe+」で400キロ走ってみた!
電気自動車には厳しい「冬の高速道路」を実際に日産「リーフe+」で400キロ走ってみた!

 突然”小さいチャレンジ”がしたくなり、冬の寒い日に日帰り400km以上の行程を日産「リーフe+」で試したくなった。

 御存知の通り電気自動車は高速道路と寒い日を苦手とする。

 しかも今回のルート、最初の目的地は標高550mの富士スピードウェイ。

 これまた電池自動車が得意としない登り坂をルートに含む。ちなみにカタログ上の航続距離は458kmで、走れるのか

実際、私(国沢光宏)もリーフe+を買った直後、実際の走行で458km以上走れることを確認済み。

 ただそのときは温暖な気候であり、ルートも房総半島というアップダウンの少ない一般道。

 ちなみに信頼性の高さで知られる欧州のEVサイト「EVデータベース」を見ると、天気の良い街中は航続距離505km。

 天気の良い高速道路になると310km。寒い日の高速道路は240kmになってしまう。

 4年間リーフe+に乗っているけれど、妥当な数字です。

 長い前置きになった。東京で気温3度の寒い日、フル充電にして富士スピードウェイに向け出発。

 4.4km走った時点での航続可能距離は328km。最初から「400km以上は走れない」とクルマが教えてくれます。

 途中で最低1回は急速充電しなくちゃならない。まぁ400km以上は人間もイッキに走れないから問題無し。

 まず東名高速だ。

 効率を考えたら50km/hから60km/h巡航がベストながら、そんな速度じゃ迷惑を掛けてしまう。

 90km/hにクルコンをセットし、走行車線を走る。

 最初の急速充電は富士スピードウェイ近所の道の駅に設定。

 そこで1回軽く充電しておけば最後まで走りきれると考えた次第。99km走行して道の駅に到着したら何と「故障中のため現在使用出来ません」と。

 これが現在の充電スポットの実状。

 初代リーフ登場時に全国規模で急速充電器を設置したものの、利用者少ない割に維持コスト掛かるため、壊れたり壊れたのを理由に廃止してしまうケースが続出しているのだった。

 最初から「ワナにハマってもうた」です。

 計算狂うけれど航続可能距離は233kmもある。

 富士スピードウェイから次の目的地である千葉県いすみ市までの間で入れればOK。

 富士スピードウェイで新型プリウスの試乗を済ませ、アジフライ定食食べた際のバッテリー残量64%でした。

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