厳しい「冬の高速道路」を400キロ! 航続条件ツラい&インフラ厳しい状況 … EVライフを日産「リーフ」で試してみた!

大黒PAに新しい急速充電器(90kW)登場! 結局、冬場の電気自動車は使える代物なのか?

 幸い標高550mというエネルギーを持っているため、東名高速を東京方面に向かうと電費良好。

 横浜の大黒PAにある急速充電器到着時は42%も残っています。

 東京から片道120kmくらいのドライブだったら冬場でも充電しないで帰ってこられます。

 大黒PAには90kWという新しいタイプの急速充電器がたくさんあるため、よほど運が悪くない限り順番待ち無し。

 この日初めての急速充電です。トイレも行きたかったし、小腹も空いたのでちょうど良い。

 参考までに書いておくと、ホンダ「ホンダe」とアウディ「eトロンGT」、ポルシェ「タイカン」は高性能90kW器用のソフトが入っていないため、旧来の50kWを使うことになります。

 さすが90kW器は素晴らしく、30分で81%まで回復。計算上23kWh程度入った。

大黒PAにある急速充電(90kW)は素晴らしく、30分で81%まで回復(画像は開始時の様子)
大黒PAにある急速充電(90kW)は素晴らしく、30分で81%まで回復(画像は開始時の様子)

 航続可能距離335kmとなり、今まで202km走っているため、データ上はトータル557kmも走れることになるのだけれど、そんな甘くない。

 富士スピードウェイから大黒までは下り坂だったので、直前の電費を反映する航続可能距離は実際より長め。平坦な高速道路だとドンドン減る。

 まぁ81%あれば厳しく考えたって200km以上走れる。1回の急速充電だけで本日の行程は走破可能だったということです。

 15時過ぎに無事千葉県いすみ市に到着し、用事を済ませ再び高速道路で100kmの距離にある練馬の自宅へ向かう。

 途中385km走った時点の航続可能距離は95km。この時点で自宅まで40kmのため、余裕を持って21時10分に帰宅出来ました。

※ ※ ※

帰宅前のリーフe+の状態
帰宅前のリーフe+の状態

 遠からず電気自動車の普及が始まると思うけれど、リーフe+のようにカタログ上の航続距離が450km以上あれば、普通の使い方だと300kmくらいなら充電無しで走れると思っていい。

 冬場の悪条件であっても、食事のときなど途中で1回急速充電するだけで400kmは走れる。

 夏場なら500kmまで届く。皆さん考えているより電気自動車の実用性は高いと考えます。

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Writer: 国沢光宏

Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。

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