いま「レトロ顔」が流行り? 車中泊車&バンコンはカスタムする時代到来!? 次なるトレンドは“アメリカンクラシック”となるのか
懐かしさあるバンコンカスタムが登場! 謎のCaricaとは?
そして、東京オートサロン2023。
次なるトレンドを予感させるカスタムカーが登場しました。
それがアルパインスタイル「Carica」。かつてのキャルルック・バニングを思い起こさせる懐かしいテイストのハイエースです。
Caricaには「USスタイル」と「Euroスタイル」の2タイプがありますが、名前はともあれどちらもアメリカンカスタムの定番テイストです。
ビレットグリルにメッキバンパー、ホワイトリボンタイヤが付いているUSスタイルの方がレトロな雰囲気が漂っています。
同モデルには、オプションでベッドキットも設定され、車中泊仕様にすることもできます。
こうしたアメリカンクラシックなカスタムは、すでに光岡自動車が「バディ」で成功しており、市場では大きな可能性があります。
新しいテイストを模索しているキャンピングカー業界も、このモデルに注目しています。あるキャンピングカービルダーのスタッフは、次なる風になる可能性が大きいといいます。
「現在多くのビルダーさんがやっているオフロード系、アウトドア系のカスタムは、すでに確立されてしまった感があります。
キャルルック的なカスタムは、たしかに独自にやっているキャンピングカーユーザーも結構いますし、まだ伸びしろが残っています。
多くのキャンピングカービルダーは、元々バニングカーの製作していたので、ノウハウも十分持っていますしね。
ユーザーにファミリー層が多いので、どこまでやるかが問題ですが、市場は十分にあると思いますね」
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自動車メーカーが近未来的なデザインの新型車を続々リリースする一方で、ユーザーはノスタルジックな雰囲気を嗜好する傾向もある現在の自動車市場。
ネオクラが流行するバンコンでは、アメリカンクラシックはドンピシャのテイストになるかもしれません。
Writer: 山崎友貴
自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。
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