“国産トラック”まで国外需要あり? 約30年前のトヨタ「ライトエース」が米で落札
北米のオークションサイト「Cars and Bids」で1990年式のトヨタ「ライトエーストラック スーパー4WD」が出品。1万500ドル(約138万円)で落札されました。
日本のトラックまでオークションに?
Cars and Bidsは自社が運営する同名のオークションサイトで、アメリカやカナダにあるクルマを競売にかけるオークショニアです。
2022年12月、同サイトに1990年式のトヨタの小型トラック「ライトエーストラック スーパー4WD」が出品され、1万500ドル(約138万円)で落札されました。
トヨタ「ライトエース」シリーズは、1970年から生産の始まったベストセラーブランド。トラックの他にも、多人数乗りのワンボックスワゴンや商用バンなどが存在します。50年間に渡って生産されていましたが、2022年に兄弟車の「タウンエース」へと統合されました。
今回、出品している「ライトエーストラック」は1990年製造の3代目モデルです。パワートレインには、1.8リッターの4気筒エンジンと5速マニュアルトランスミッションを搭載。駆動方式は4WDで、最大79馬力、最大トルク約14.2kgf-mを出力します。
車両装備には14インチのホイールやアームレスト、手動ウィンドウ、AMラジオなどがあります。また補助用のベッドライトを追加装備しています。
出品地域はアメリカのメリーランド州。2022年11月に日本から輸入したばかりの右ハンドル仕様で、走行距離約3万800キロのコラムシフト車です。外装には剥がれやへこみ、傷などがあるそうです。
オークションサイトでは148枚の高画質画像が掲載してあり、車両の状態をかなり詳細に確認できます。
今回の出品では計10回の入札があり、最終的には1万500ドル(約138万円)で落札されました。
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日本でもあまり見かけなくなってきた古いタイプの「ライトエーストラック」ですが、アメリカではコアなマニアからの需要がある模様です。この他にも、90年代の古い「ハイエースワゴン」といったなワンボックスカーなども、人気の国産スポーツカーなどに交じって海外オークションで取引きされているのが確認できます。
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