発売前に完売!? トヨタ新型「プリウス」販売台数が少ないって本当? それでも早くゲットできる方法は?
トヨタ新型「プリウス」が2023年1月10日に発売されましたが、一部ディーラーでは早くも完売となっているようです。一体どういうことなのでしょうか。
今年分が完売ってホント? 販売店に聞いてみた!
2023年1月10日に、トヨタの新型ハイブリッド車「プリウス」が正式発売されました。
5代目となる新型プリウスはロー&ワイドの斬新なスタイルに一新。パワートレインは1.8リッターハイブリッドに加え、新たに2リッターハイブリッドを設定し、スポーツカー顔負けの動力性能を持ったモデルに生まれ変わったことも話題となっています。
そんな新型プリウスですが、販売開始の1月10日時点で一部のディーラーでは2023年に予定されている枠がすべて埋まってしまっており、2024年以降の納車となるというウワサが駆け巡っています。一体どういうことなのでしょうか。
実際に首都圏にあるトヨタディーラーに話を聞いてみたところ、どうやらこのウワサはおおむね事実のようです。
新型プリウスにおいては、現時点でトヨタから各販売会社に供給される台数があらかじめ決まっており、割り当てられる台数は販売会社の規模や過去の販売実績などによって前後するようですが、首都圏に数十店舗規模で展開する比較的大きな販売会社であっても2月以降の供給台数は月に300台から400台前後といいます。
仮に30店舗を展開する販売会社に300台の割り当てとなると、1店舗あたり平均10台ということになりますが、話題の新型車であることを考えれば10台の契約は半日足らずで埋まってしまうことも十分考えられます。となれば、次の契約は翌月分、さらに次は翌々月……とあっという間に2023年分が埋まってしまったということなのでしょう。
ただしこの供給台数は、“現時点で確実に供給できる台数”という意味が含まれており、今後半導体不足などの諸問題が解決すれば、より多くの台数を早い段階で準備でき、納期も大幅に短縮される可能性もあるといいます(逆にさらに伸びる可能性もゼロではない)。
また、供給台数は販売会社によっても異なるため、A社の系列店では2023年分はすべて埋まっていても、B社の系列店ではまだ埋まっていないことも。新型プリウスを早く入手したい人は、異なる販売会社が運営するディーラーを巡ってみるのもひとつの手段かもしれません。
ちなみに、今回販売台数の枠が埋まってしまったのは2リッターハイブリッドモデルであり、1.8リッターハイブリッドモデルについては年内に納車が可能な枠も比較的余裕があるのとのこと(首都圏の販売会社談)。
とはいえ、1.8リッターハイブリッドモデルとして選べる「X」グレードは完全なビジネスユース向けのグレードとなっており、カタログも別となるほかボディカラーもホワイトとシルバーの2色のみ。パーソナルユースにはオススメしにくいというのが本音。
それでもなお早く新型プリウスに乗りたいと考えている人は、トヨタのサブスクリプションサービスである「KINTO」を利用すると、納車めどはおよそ3か月(2023年1月中人の執筆時点でのサイト掲載情報から)と短期間であり、KINTO専用グレードの「U」(1.8リッターハイブリッド)のほか、2リッターハイブリッドモデルの通常グレード「G」や「Z」、そしてモデリスタ仕様やGRパーツ仕様も選べるので、選択肢のひとつにしてみるのも良いかもしれません。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。
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