電気の力で魅力アップ! 最上級のトヨタ「ハリアー PHEV」乗り心地スゴい! 25年目の進化とは
トヨタの人気SUV「ハリアー」の最上級グレードとして「PHEV」が追加されました。一体どのようなモデルなのか、試乗してみました。
ハリアーのフラッグシップ「PHEV」登場
2020年6月に登場した4代目のトヨタ「ハリアー」は、「TNGA」という武器をフル活用することで、歴代モデルが築き上げてきた「都会派SUV」というコンセプトより明確・鮮明にしたモデルです。
クーペフォルムの流麗なエクステリア、レクサス顔負けの仕立ての良いインテリア、そして独自の乗り味などが高い評価を受け、現在も高い人気を誇っています。
そんなハリアーが、2022年10月に初の改良をおこないました。その内容は運転支援機能やインテリアの利便性の向上がメインですが、一番のニュースはプラグインハイブリッド(PHEV)の追加です。
開発を担当した製品企画の山崎博之氏は「ハリアーはおかげさまで2022年に25周年を迎えましたが、そのフラッグシップを『PHEVユニットを用いて実現したい』という想いで開発をおこないました」と語っています。PHEVが最上級グレード「Z」のみの設定となっているのはそんな理由からです。
ハリアー PHEVのエクステリアは専用デザインのフロントグリル(ハニカム形状)やフロントロアバンパー、アルミホイール(ブラック×切削)に加えて、専用の加飾(黒塗装/ダークメッキ/ボディ同色)が施されています。ちなみにガソリン/ハイブリッド車よりもヒカリ物は抑え目になっていますが、逆にそれが“いいモノ感”を高めている印象を受けました。
インテリアはブラックを基調にダークレッドの加飾(インパネ/ドアトリム)&パーフォレーション(シート)を採用した専用コーディネイトが採用されています。ややベタな感じもしますが、「プレステージ性とスポーティさを演出」(山崎氏)ということなので、納得です。
ちなみに今回の改良でフル液晶メーターや大画面ディスプレイ、エアコンパネルなども変更されていますが、それらもインテリアの質感アップに大きく貢献していると感じました。
フル液晶メーターは「クラウン」同様に4つのテイストと3つのレイアウトから選択可能ですが、さすがに「tough」はハリアーのインテリアにはマッチしないのでほかのデザインがあっても良かったかなと感じました。
また、エアコン操作部もパネル内に温度表示が可能になったことで視認性も向上しています。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。