フロントガラスに「お湯かけるのはNG」 窓ガラスが凍ったらどう対応すべき? 適切な対処に必要なモノとは
フロントガラスが凍結どう解消? 万が一に備えておくモノとは
ではクルマのフロントガラスが凍結した場合、どのように対処するのが好ましいのでしょうか。
具体的には、スノーブラシやデフロスター、解氷スプレーの使用が好ましいとされています。
スノーブラシとは、片方が雪下ろしをするためのブラシ、もう一方が氷などを削ぎ落すスクレーパーになっている道具のことです。
スクレーパーのほうで、フロントガラスに張った氷を削ぎ落とします。
あまり時間をかけずに凍結を解消できますが、使用する際はフロントガラスの表面を傷つけないように気を付けましょう。
またデフロスターとは、クルマに備わっている機能でエアコンパネル部分にある「扇型に三本の波矢印」がついているスイッチを押すことにより、高温で除湿された風をフロントガラスに送風する機能のことで、基本的には曇りを除去する機能です。
しかし、風を当てることでフロントガラスの凍結を解消することが出来ます。
解氷スプレーとは、凍結したフロントガラスに吹きかけることで素早い解氷を促す液剤のことです。
基本的に、エタノールなどのアルコール成分が含まれており、解氷を促進するだけでなく、定期的に使用することで凍結を防止する効果もあるとされています。
ほかには、気温の低下が予想されている場合にあらかじめワイパーを立てておき、ワイパーがフロントガラスとくっついてしまわないようにしておくと良いでしょう。
ワイパーとガラスがくっついてしまっているのに無理に動かしてしまうと、フロントガラスと凍結で癒着したワイパーのゴムが引きちぎれてしまうことも少なくありません。
カー用品店では、解氷成分が含まれたウォッシャー液なども販売されているため、そういったさまざまなアイテムを使うと良いかもしれません。
首都圏の実際にカー用品店のスタッフは次のように話しています。
「気温が低くなってくる毎年11月頃から雪・凍結関連グッズを購入されるお客さまが増えています。
一般的に冬タイヤやチェーンなどは各団体や報道されることで認知は高いですが、それ以外の冬グッズに関してを備えるという認知はそこまで高くありません。
しかし、例年の冬には『あればよかった』という人もいらっしゃいますので、事前に備えておくことを推奨します」
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このように、冬にフロントガラスが凍結してしまった場合、お湯をかけないでの対応方法は存在します。
一概にすべての備えをするのは難しいですが、冬グッズのなかには車内に置いておけるものもあるため、厳しい寒さが予想される冬本番前に準備をしておきましょう。
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