メルセデスAMG「E63」の最後を飾る特別モデル

　メルセデス・ベンツ日本は2022年12月22日、同社の中型セダン「Eクラス」に「メルセデス AMG E 63 S 4MATIC＋ Final Edition（以下E63ファイナルエディション）」を発表しました。
　

　メルセデス・ベンツ「Eクラス」は同社の中核をなすモデルで、世界で累計1400万台以上を販売したとしています。

　現行型の5代目Eクラスは日本では2017年に発売。2020年にはデザインや予防安全性能などを含めた全面刷新がおこなわれています。

　そのEクラスのなかでもトップグレードである「メルセデスAMG E 63 S 4MATIC＋（以下E63）」は最高出力612馬力・最大トルク850Nmを発揮する4リッターV型8気筒ツインターボエンジンと9速AT、四輪駆動「4MATIC」を組み合わせるハイパフォーマンスモデルです。

　エクステリアでは縦ルーバーの専用グリルや大型エアインテークとフロントスプリッターを持つフロントデザインのほか、電子制御サスペンションなども専用装備しています。

　今回登場したE63ファイナルエディションは、このE63が販売終了となるのを記念するモデルとなっています。

　エクステリアは専用色となるマットカラーの「グラファイトグレーマグノ」を用意し、ボディサイドの専用デカールやカーボンパーツが装備されています。

　また、20インチ鍛造ホイールやカーボンブレーキ、「AMG」ロゴが映し出されるプロジェクター、Cピラーの「AMG」エンブレムを特別装備しています。

　インテリアは通常設定のない「AMGパフォーマンスシート」にイエローステッチ付きが施され、ステアリングもイエローステッチ付き「AMGパフォーマンスステアリング」を採用するほか、限定であることをあらわす「FINAL EDITION 1 of 999」バッジをコンソールに装着しています。

　E63ファイナルエディションは世界限定999台のうち50台が日本向けにあてられ、価格（消費税込）は2447万円に設定されます。なお、左右どちらのハンドルも選択が可能で、それぞれ25台ずつとなっています。

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　今回、E63が販売を終了することで、V型8気筒ツインターボエンジンを搭載する「メルセデスAMG 63シリーズ」は、「GLEクラス」「GLSクラス」「Gクラス」となりました。

　EクラスのAMGでは、3リッター直列6気筒ツインターボエンジン搭載の「E 53 4MATIC＋」が引き続き設定されます。