ホームセンターでは大きなものや重いものを運ぶこともあるため、無料でトラックを貸し出している店舗もあります。
　
　では、もしこのトラックの利用中に事故を起こしてしまった場合、どうなってしまうのでしょうか。

　ホームセンターは、棚や照明器具から草花の肥料まで幅広い商品を取り扱っており、大きなものや重いものを購入する場合は運ぶのに苦労することがあります。

　そのため店舗により異なりますが、なかには無料で貸し出しできる軽トラックが用意されていることがあります。

　しかし、無料貸し出しのトラックを利用中に、交通事故の被害に遭ってしまった場合、どうなってしまうのでしょうか。

　一般的にクルマを一時的に借りる方法としてはレンタカーやカーシェアリングがあります。

　レンタカーの場合、保険や休業補償（NOC）などがあり、任意（有償）で付けることができるため、万が一の事故に備えています。

　一方、ホームセンターの無料貸し出しトラックはこのような保険に入っていません。

　もし事故を起こしてしまった場合は、利用していた人が責任をとることになっています。

　こういったトラックの保険について、関東にあるホームセンターの担当者は以下のように話します。

「当店舗でもトラックの貸し出しはおこなっております。

　このトラックは従業員に対しては保険に入っていますが、お客さまに対する保険には入っておりません。

　そのため、人身事故や物損事故を起こしてしまった場合、利用されたお客さまに責任をとっていただくことになります」

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　万が一事故が起きた場合、ホームセンターは責任をとらず、基本的に利用していたユーザーが入っている自動車保険などで対応することになります。

　ホームセンターによっては、無料貸し出しトラックのサービスを利用する際、念書に署名するところもあります。

　その念書には、無料貸し出しトラックでの事故や盗難に伴う費用は全額顧客の負担とし、ホームセンターは一切の責任を負わないことなどが記載してあります。