スポーティすぎるトヨタ新型「プリウス」に歴代オーナーが熱視線!?「視界悪そう…」不安の声も
新型プリウスの特徴は?
新型プリウスで目を引くのは、これまでとは違う伸びやかなプロポーションです。2代目から続く5ドアハッチバックスタイルは継承するものの、明らかに低さを強調。さらに新型クラウンにも採用された「ハンマーヘッド」をモチーフとし、最新のトヨタらしいフロントフェイスに一新されました。
全長4600mm×全幅1780mm×1430mmとなった新型プリウスは、従来モデルよりも少し長く少しワイドになっただけでなく、車高が40mm低くなっています。
全高が1600mmを超えるモデルが多いSUVがメインの現在では、かなり低く構えた印象を与え、スポーティさを強調しているように感じます。
新型プリウスでもうひとつ注目されるのは、パワートレインの刷新です。1.8リッターハイブリッドのほか、2リッターハイブリッドを設定。さらに、2リッタープラグインハイブリッド(PHEV)の3種類をラインナップします。
最高出力は1.8ハイブリッドが140馬力、2リッターハイブリッドが193馬力、2リッターPHEVに至っては223馬力で0-100km/h加速が6.7秒という俊足ぶり。実は、2022年12月現在ではWLTC燃費が公表されていないのですが、スポーティさを強調するかのように、馬力や加速は明らかになっています。
経済性を重視した1.8リッターハイブリッド、大きな電力エネルギーでモーターを駆動して鋭い加速を実現したPHEV、両方のイイトコ取りを狙う2リッターハイブリッドと、ユーザーが求める性能を松竹梅で用意するあたりは「さすがはトヨタ」といったところでしょう。
スポーティ路線に舵を切った新型プリウスですが、実用性を多少犠牲にしても、今では希少になったスポーツ4ドアクーペのようなプレミアム路線を目指しているようです。
これにはいくつかの要因が考えられますが、プリウス以外にもトヨタはハイブリッド車のラインナップを数多く用意しており、世界初の量産ハイブリッド車という役目は十分に果たしたことや、強豪が多いCセグメントクラスで存在感を保つには新しい魅力が必要だったことが挙げられます。
これは新型クラウンと同じ流れのよう見え、クラウンという名を存続させるために、クロスオーバーやSUVを加えるという決断をしたトヨタは、プリウスを継続させるために大胆な変革をおこなったのでしょう。
また、ハイブリッド車でも燃費以外の楽しさを提供できることをアピールすることも可能となり、スポーティさを前面に押し出すなら、それ相応のスタイルが必要だったということなのかもしれません。
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新型プリウスは、既存のユーザーより、新しいユーザーにアピールするデザインになっている印象もあります。
スポーティ路線への変更にはいろいろな意見がありますが、それでもスタイリッシュな新型プリウスが「売れる」ことは確実だといえそうです。
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