ハイ/ロービーム論争は終結か 新技術で覆るヘッドライトの「常識」
ハイ/ロービームの「常識」、まもなくガラリと変わるかも?
まず、「夕方になったらヘッドライトを点灯させる」という作業自体が、あと少しでなくなります。2020年から新車にはオートライト装着が義務づけられました。夕方になり周囲が暗くなると、ヘッドライトは自動で点灯するのが当たり前になります。
この「義務化」が素晴らしいのは、その機能を夜間はオフにできないと定められたこと。これで新しいクルマに乗るドライバーは、ヘッドライトのオン/オフを気にしなくてよくなります。
次に「対向車や前走車がいるときは、自動でロービームに切り替える」という機能。これは2016年現在、ほとんどのメーカーに技術があり、「オートマチックハイビーム」などと呼ばれているものです。走行中はハイビームを基本として、対向車や前走車がいるときはセンサーが感知し、自動でロービームに切り替えます。つまり、ドライバーがハイ/ローを切り替える必要はありません。
そして、さらに進んだ技術としては、「対向車や前走車がまぶしくないハイビーム」というものがあります。