「東京にはもうない!?」旅先で見かける「小型/中型タクシー」区分なぜ消えた?
地方のタクシーでは「小型車」(小型タクシー)「中型車」(中型タクシー)の区分がみられますが、東京など大都市圏のタクシーは「普通車」に統合される傾向にあります。東京で小型タクシーが消滅した理由はどこにあるのでしょうか。
実は細かく区分されている日本の「タクシー」
地方の空港や駅へ降り立った時、タクシー乗り場が「小型」「中型」「大型」などと複数に区分されている場合があります。
東京ではあまり意識されることがない、いわゆる「小型タクシー」区分とは、一体何のことでしょう。
全国津々浦々を走るタクシー。そのタクシーにも、小型車、中型車などの区分があり、それぞれの料金が設定されています。
この区分は、道路運送車両法や道路交通法における車種区分とは異なり、乗車定員・車両の大きさなどによって分けられています。
日本のタクシーの区分はもともと、小型車/中型車/大型車/特定大型車(ジャンボ)で分けられていました。
具体的には、小型タクシーは5ナンバー車で全長4.6m以下/乗車定員5名以下を指します。
トヨタ「コンフォート」「カローラアクシオ」「シエンタ」「ジャパンタクシー(JPN TAXI)」、日産「クルー」「ティーダラティオ」などが該当し、中型タクシーよりも運賃が安く設定されています。
以前はトヨタ「コロナ」「マークIIセダン」、三菱「ギャラン」、マツダ「カペラ」「カスタムキャブ」なども活躍していました。
一方の中型車(中型タクシー)は、同じく5ナンバー車で全長は4.6m以上(なお5ナンバーの全長は4.7m以下)/乗車定員6名以下です。
トヨタ「クラウンコンフォート」「クラウンセダン」、日産「セドリック」「NV200」などが主に見られます。
その他3ナンバー車/乗車定員6名以下では大型車、乗車定員が7名以上は特定大型車(いわゆるジャンボタクシー)に分類されます。
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