スバルの小型SUV新型「レックス」は超豪華仕様だといくら!? フルオプション最上級仕様の価格とは

2022年11月に30年の時を経て車名が復活したスバル新型「レックス」。かつての軽自動車から小型SUVとして大きく生まれ変わりましたが、このモデルを超豪華仕様にした場合はどれほどの価格になるのでしょうか。最上級グレードにメーカーオプションをフル装備した場合について検証しました。

レックスは超豪華装備マシマシでHow much?

 スバルが今年11月11日に発表した小型SUV「レックス」。

 同社のクルマは悪路走破性の高さをブランドイメージの1つとしており、これまで数々のSUVを販売してきました。新型レックスはそんなスバルとしても初となる小型SUVになります。

 また、レックスという車名はかつてスバルが1992年まで販売していた軽自動車に名付けられていた名前でもあり、その意味では今回発表された新型レックスはクルマとしてのカテゴリは変わったものの30年ぶりに車名が復活した形です。

スバル 新型「レックス」
スバル 新型「レックス」

 新型レックスは存在感の強いスタイリングが目を引きますが、5ナンバーサイズに収まる極めてコンパクトな車体を持っており、そのサイズは全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mm。この4m以下の全長や1.7mに収まる全幅から、軽自動車を除いた国産SUVの中では指折りの小ささを持っていることが分かります。

 新型レックスの小さなサイズは道路幅の狭い住宅地や林間部の中でも非常に取り回しが良く、さらにSUVならではの視点の高さも加わってクルマの運転に不慣れな方でも扱いやすいという優れた特性を持っているクルマです。

 ではこの新型レックスの最上級グレードにメーカーオプションをフル装備した超豪華仕様では、いったいどれほどの価格になるのでしょうか。さっそく調べてみましょう。

 まず新型レックスにはグレードは2種類しかなく、なんと驚いたことにSUVでありながら駆動方式は前輪駆動(FF)しか選択できません。つまり新型レックスの車両本体価格は標準グレードにあたる「G」の182万円と上級グレード「Z」の217万1100円の2つに絞られます。

 今回の検証では上級グレード「Z」に装備可能なメーカーオプションをすべて装着していきますが、果たして総額はいったいいくらになるのでしょうか。

 まずは最初のメーカーオプションとして車体を彩るボディーカラーの有料色を見ていきます。選択可能なボディーカラー9色あり、有料となるカラーは4色。そのうち2色はルーフがブラック塗装となるツートンカラーです。有料色によって価格も変わり、「シャイニングホワイト・パール」と「レーザーブルークリスタルシャイン」は3万3000円。残るツートンカラーの内「ブラック・マイカメタリック×スムースグレーマイカメタリック」は5万5000円で、最高価格となる「ブラック・マイカメタリック×シャイニングホワイト・パール」はなんと7万7000円のオプションとなります。

 この最高価格の理由は2色塗り分けを行う工程の手間が追加されることに加えて、元々有料色のシャイニングホワイト・パールを車体の大部分に使用する豪華な仕上げとなるためです。

 次に装着可能なメーカーオプションの中で最も高額となるのがセットオプションの「JC」です。

 11万5500円となるこのオプションには「スマートフォン連携9インチディスプレイオーディオ」と「スマートパノラマパーキングパック」の2点が含まれており、この後者には駐車支援用の「フロントカメラ」「サイドカメラ」「ステアリングスイッチ」そしてパノラマ状態で周囲を見ながらの駐車を可能とする「スマートパノラマパーキングアシスト」がセットで装着されます。

※ ※ ※

 今回選択したメーカーオプションは、前出のセット装備も総合して全部で3点。そしてディーラーオプションとして定番品のフロアマットを追加すると、装備品の一覧は以下のようになります。

●メーカーオプション(総額:19万2500円)

・有料色:ブラック・マイカメタリック/シャイニングホワイト・パール(7万7000円)

・セットオプション「JC」(11万5500円):スマートフォン連携9インチディスプレイオーディオ、スマートパノラマパーキングパックのセット。

●ディーラーオプション

・フロアカーペット ベーシック(1万9140円)

 上記金額をあわせた車両価格の総額は、238万2740円となりました。

 新型レックスの上級モデルとなる「Z」は17インチの煌びやかなアルミホイールやフォグランプ、本側巻きのハンドルとシフトノブが標準で装備されます。さらに先進運転支援システムも装着可能なものは全て備えている、ある意味最初からフルセット状態とも言えるものです。

 選択できる、メーカーオプション自体は少なめに見えますが、安全性の高い実用車としては十分な装備と言えるでしょう。

 気になるのは前輪駆動しか用意されない点で、もし生活環境や用途のため四輪駆動のSUVをスバルの中で探している場合は、1ランクアップした車種であるスバル「クロストレック」を購入する必要があります。

 よほど山深い雪山などの場所に行くのでなければ、現在の国産車の性能では基本的に前輪駆動で十分という意見も一般化しつつありますが、ここは金額や使い方を見極めながら検討してみてはいかがでしょうか。

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1件のコメント

  1. 見積もり予想をする前に排気量を明示して税区分がわからないとダメでしょ

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