ホンダ新型「CR-V」燃料電池車登場へ! プラグイン機能も搭載し2024年に米で生産開始

ホンダは、新型「CR-V」をベースとした新型燃料電池車(FCEV)を2024年に米国で生産開始することを明らかにしました。

2代目NSXを生産していた最先端の工場で製造

 ホンダの米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは2022年11月30日(現地時間)、「CR-V」をベースとした新型燃料電池車(FCEV)の生産を2024年から米国・オハイオ州メアリズビルの四輪車生産拠点パフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター(PMC)にて開始すると発表しました。

ホンダ新型「CR-V」をベースに新型燃料電池車を開発
ホンダ新型「CR-V」をベースに新型燃料電池車を開発

 少量生産に最適な生産設備を備えたPMCは、熟練した技術者が持つ職人の技と革新的な先進生産技術を融合させ、最高レベルでの品質とクラフトマンシップを実現することが可能な工場。同工場では、2代目「NSX」が生産されてきたという実績があります。

 このようなPMCの特徴は特殊な組み立て工程を必要とするFCEVの生産にも適しており、新型FCEVの生産を2024年から担うことになったといいます。

 新型FCEVは、2022年夏に米国で発表された新型CR-V(6代目)をベースに開発。短時間で水素を充填でき長距離走行できるというFCEVの特徴に加え、家庭や街中で充電できるプラグイン機能を追加したモデルです。

 ホンダは、走行時に水しか排出しないFCEVを究極の環境車と位置づけ、1980年代後半から研究開発をおこなってきました。

 2002年には「FCX」がFCEVとして世界で初めて米国環境保護庁およびカリフォルニア州大気資源局認定を取得し、日本と米国でリース販売を開始。

 2008年には「FCXクラリティ」、2016年には「クラリティ フューエル セル」のリース販売を開始するなど、FCEVの開発に取り組んできました。

 ホンダは、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、2040年に四輪車におけるEV、FCEVの販売比率100%を目指しており、今回発表された新型燃料電池車もこの目標実現に向けた取り組みの一環となります。

 なお、米国での2024年の生産に向けて、新型FCEVの詳細について順次発表される予定です。

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