最近増えた「ギラギラガラス」は違反にならない? 「オーロラフィルム(ゴーストフィルム)」は車検通る? 注意すべき部分とは
「オーロラフィルム」を貼ることによる問題点はないの?
道路交通法の違反対象にもならず、車検に通ることができても、オーロラフィルムを貼ることで視認性には影響が出るようです。
前出の自動車整備士A氏は次のように話しています。
「車検に通ることと運転に支障が出ないは異なり、オーロラフィルムを貼ることで確実に視認性には影響が出ます。
そのため、とくに夜間の運転などでは貼り付ける前よりも見づらいということもあるのは覚えておいたほうがいいでしょう。
また最近ではフロントガラス上部にあるカメラなどの検知機能に影響があるかもしれないことも考慮しておいたほうがいいです」
同様に、前出の交通課担当者は、オーロラフィルムの取り付けについて、以下のように注意喚起をしています。
「オーロラフィルムをフロントガラスに貼り付けることによって、外から車内を視認することが難しくなります。
このことから、歩行者とのアイコンタクトが取りづらくなったり、車間距離が把握しづらくなったりと、トラブルのきっかけに繋がるおそれがあります。
そのため、極力オーロラフィルムを使用せず、クルマ用のサンシェードを取り付けるなどの対策を取っていただくのがベストなのではないかと思います」

一方で、車内から前方も見えづらくなる場合があります。とくに明るい内装色の場合は映り込みがひどくなり、前方が見えづらくなることが予想されます。
さらに、基本的に劣化は避けられず、オーロラフィルムを貼った直後は可視光線透過率が70%以上のため違反とならず車検に通ったとしても、劣化によって徐々に可視光透過率が下がってしまう可能性もあるとされています。
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このように、オーロラフィルムは天候や見る角度によってフロントガラスの色目や濃さを変えられ、直射日光による車内の温度上昇を抑制する役割を持ちますが、デメリットもあるためその使用についてはきちんと判断する必要がありそうです。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。











