洗車で「メラミンスポンジ」なぜ使っちゃダメ? 100円グッズを活用するクルマ掃除術とは
マイクロファイバークロスは常備しておきたい
100円ショップで入手可能な商品のなかで洗車にも使えそうなものは何があるのでしょうか。
「ハンカチ程度の大きさで販売されているマイクロファイバークロスは、洗車に使えそうです。
といっても洗車後にボディの水を拭き取るというより、車内のインテリアについた軽度の汚れや水分などを除去するのに向いていると思います。
『ピアノブラック』と呼ばれる光沢のある黒のコンソールパネルなどは非常に傷つきやすいので、力を入れずに拭けるマイクロファイバークロスが最適です。
ちょっとしたインテリアのホコリなどもマイクロファイバークロスでさっと拭き取ることができますし、吸水性も高いので車内で飲み物をこぼしてしまった場合などにも使えます。
汚れたら洗うか使い捨てすることもできるので、車内に常備しておくと便利です」(T整備士)
ちなみに、ボディの傷を補修するためにコンパウンドなどを使用した場合も、マイクロファイバークロスで残った研磨剤を拭きあげれば、綺麗に仕上げることができるそうです。
もうひとつ使えそうなのが柔らかい毛の歯ブラシです。どう使えばいいのでしょうか。
「歯ブラシはホイールなどの洗浄で、手が入りにくい細かい部分に溜まった汚れを掻き出すのに良いでしょう。
ただ、アルミホイールなどは想像以上に柔らかいので、ゴシゴシと力を入れて擦るのではなく、洗浄剤をたっぷり使いながら優しく掻き出すようにして洗いましょう」(T整備士)
また家庭用洗剤でも使えそうなのがあります。それがオレンジオイル配合の洗剤です。
「オレンジオイルには『リモネン』と呼ばれる油脂との親和性が高い成分が含まれています。油汚れを浮かせて落とす効果があります。
このオレンジオイル配合の洗剤を薄めて使えば、クルマのボディにこびりついたピッチやタールなどもかんたんに落とせます」(T整備士)
ところで、100円ショップにはさまざまな工具も販売されていますが、あれはクルマのメンテナンスにも使えるのでしょうか。
「応急処置用としては利用できますが、やはり安価なだけあって作りが雑で耐久性がないと思われます。やはり工具類はそれなりの精度と強度を持ったものを使うことをおすすめします」(T整備士)
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そのほか、100円ショップで販売されている旅行用のネット袋などは、カーケアグッズなどをまとめておくのに重宝しますし、緊急用の汚物入れ(簡易トイレなど)は常備しておくと便利そうです。
また、災害用の小さなLED懐中電灯もエンジンルームのメンテナンスやヒューズの交換などで役立つと思います。
カーケアグッズを探しに100円ショップに行ってみてはいかがでしょう。
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