世界初公開されたトヨタ新型「プリウス」何が変わった? 不評顔旧型とイケ顔新型を比べると? 生まれ変わった5代目の特徴とは

PHEVと2種のハイブリッドを設定

 従来モデルから、プリウスはプラットフォームにTNGA(トヨタニューグローバルアーキテクチャ)を採用していますが、新型プリウスは第2世代のTNGAプラットフォームを開発。

 エモーショナルなデザインと走りを実現するための改良がおこなわれました。

スポーツクーペみたいな新型「プリウス」
スポーツクーペみたいな新型「プリウス」

 新型プリウスのパワートレインは、従来モデルの1.8リッターハイブリッドは引き続き設定されるものの、最新のハイブリッドシステムを採用。

 さらに、2リッターハイブリッドも追加され、従来と同等の低燃費を達成ながら、胸のすくような加速感やドライバーの思い通りに反応するレスポンスの良い走りを実現したといいます。

 ちなみに、2リッターハイブリッド車のシステム最高出力は、従来の1.8リッターハイブリッ)の約1.6倍となる144kW(193馬力)を発揮し、スポーティに生まれ変わったプリウスにふさわしい動力性能を確保しました。

 従来モデルでは、別モデルとしてデザインも異なっていた「プリウスPHV」は、新型プリウスでは統合されています。

 パワートレインには、2リッタープラグインハイブリッドをトヨタ初搭載し、低燃費を維持しつつ、164kW(223馬力)ものシステム最高出力を達成しています。

 なお、0-100km/h加速で6.7秒をマークするなど、PHEVならではの圧倒的な動力性能を実現。

 また、PHEVの「ソーラー充電システム」は第2世代へと進化し、1年間で走行距離約1250km分に相当する電力を生み出します。

 従来モデルでも、昼間の歩行者も検知対象とするプリクラッシュセーフティやインテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]などが備わっていた「トヨタセーフティセンス」は、新型プリウスでさらに安全性が向上。

 先進機能を付与し、機能が向上した最新システムの搭載で検知対象を拡大し、より安心なドライブが可能になりました。

 加えて、「トヨタチームメイト」として、高度運転支援システム「アドバンストパーク(リモート機能付)」を設定。スムーズな駐車・出庫を自動でおこなえるほか、車外から専用スマートフォンアプリを操作することで、遠隔での駐車・出庫も可能です。

※ ※ ※

 従来モデルよりも大きく進化した新型プリウスは、ハイブリッド車(1.8リッター/2リッター)は今冬、プラグインハイブリッド車(2リッター)は2023年春頃に発売される予定です。

 また、日本だけでなく、北米・欧州をはじめグローバルに順次展開されることになっています。

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Writer: くるまのニュース編集部

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