トヨタ新型「プリウス」世界初公開! “スポーティ”になった「5代目」何が進化した?
パワートレインは3種類
パワートレインには、1.8リッターエンジンもしくは2.0リッターエンジン+ハイブリッドシステム(HEV)と、2.0リッターエンジン+プラグインハイブリッドシステム(PHEV)の3種類を用意。
1.8リッターエンジンもしくは2.0リッターエンジンとハイブリッドシステムを組み合わせたHEVモデルでは、最新のシステムを採用。従来型同等の低燃費を達成しつつ、胸のすくような加速感やドライバーの思い通りに反応するレスポンスの良い走りを実現しています。
システム最高出力は、2.0リッターHEVモデルでは193馬力で従来型比1.6倍となり、スポーティに生まれ変わったプリウスにふさわしい動力性能を確保しています。
さらに、最新のE-Four(4WD)を設定。高出力モーターの採用などにより、雪道をはじめとする低μ路での登坂性能や旋回時の安定性がさらに向上しています。
2.0リッターエンジン+プラグインハイブリッドシステムのPHEVモデルでは、従来型を大幅に上回る加速性能と静粛性を実現した、2.0リッタープラグインハイブリッドシステムをトヨタ初採用。
高効率のダイナミックフォースエンジンと、高出力の駆動用リチウムイオンバッテリーの組み合わせで、223PS馬力のシステム最高出力を達成。0-100km/h加速は6.7秒に達します。
EV走行距離は、従来型に比べ50%以上向上。日常生活の大部分をEV走行だけでカバーできるよう、バッテリー性能を向上しています。また充電中にパワースイッチをオンにすると、外部電源の電力を利用してエアコンやオーディオの使用が可能になる「マイルームモード」を設定し、もう1つの部屋のように車内で快適に過ごすことができます。
また、従来ラゲージ部にあった電池パックを、リアシート下部に搭載することで、低重心化とラゲージスペースの拡大を実現。新型プリウスのスポーティな走りと、利便性の向上を両立しています。
プラットフォームには、新型プリウスのエモーショナルなデザイン・走りを実現するための改良を施した第2世代TNGAプラットフォームを開発し採用、低重心化や大径タイヤの採用を実現しています。
また、ボディの各所に補強を施し、より剛性を高めたほか、静粛性も向上。足回りでは、改良を加えたサスペンション(フロント:マクファーソンストラット式/リヤ:ダブルウィッシュボーン式)によって、直進ではどっしりと、コーナーではドライバーの意図に応じた車両応答性、ライントレースのしやすさを実現。最新のパワートレーンとの組み合わせで、乗った人を虜にさせる運動性能を備えています。
先進安全・運転支援システムには、先進機能を付与し、機能が向上した最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を標準装備。高度運転支援システム「アドバンストパーク(リモート機能付)」も設定。様々な駐車シーンでスムースな駐車・出庫を自動でおこなうことができ、加えて車外から専用スマートフォンアプリを操作することで、遠隔での駐車・出庫も可能となります。
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新型プリウスでは、限界まで開口幅を広げ、室内に開放感をもたらす「パノラマムーンルーフ」も用意されます。またPHEVでは、太陽光をより効率よく電気に変える第2世代の「ソーラー充電システム」を設定し、1年間で走行距離約1250km分に相当する電力を生み出すことが可能です。
さらに、フロントはトヨタセーフティセンスの単眼カメラ、リアは電子インナーミラーの後方カメラを活用した、車載型のドライブレコーダーを設定。カメラや配線の後付け感がない、すっきりとした見映えに加え、データはECUに保存することで、SDカードで起こりやすいデータ破損などのトラブルを避け、大切な撮影データをしっかり保管できます。
新型プリウスの発売は今後、日本を皮切りに、北米・欧州をはじめ順次グローバルに展開していく予定。発売時期については、HEVモデルは今冬、PHEVモデルは2023年春頃にそれぞれ発売される予定です。
なお新型プリウスの価格については、現時点では公表されていません。
また国内では、クルマのサブスクリプションサービス「KINTO」でも取り扱われますが、具体的なプランの詳細は今冬に公表予定です。
現行ゴテゴテデザインはこのためにあったのかといわんばかりの未来志向すっきりデザイン。キャビンの造形を含めてスタイリッシュなのはいいが、居住性は大丈夫?大きさは?使い勝手は?デザイン志向だけだとかのメーカーのようにたたかれるが、このメーカーは称えられるのか?それともこのスタイルでしっかり抜け目なく整えているのか。実車が楽しみ。