めちゃ攻められる! 目がない「フェアレディZ」!? ド迫力エアロ装備の“極速”マシン1000万円超えで落札

コレクティングカーズは、イギリスやスウェーデン、ドバイなど世界中のクルマを競売にかけるオークショニア。同サイトで2022年10月に1972年式日産(ダットサン)「フェアレディZ(S30型)」が出品され12万500豪ドル(日本円換算で約1130万円)で落札されました。過激なカスタマイズが施されていますが、どのようなクルマなのでしょうか。

1000万円超え! 過激なカスタマイズの初代「フェアレディZ」

 コレクティングカーズは自社が運営する同名のオークションサイトで、イギリスやスウェーデン、ドバイなど世界中のクルマを出品するオークショニアです。

 2022年10月には、日産(ダットサン)「フェアレディZ(S30型)」が出品され12万500豪ドル(日本円換算で約1130万円)で落札されました。

出品された「スカイラインGT-R」のエンジンを搭載する日産「フェアレディZ」(Photo:collectingcars)
出品された「スカイラインGT-R」のエンジンを搭載する日産「フェアレディZ」(Photo:collectingcars)

 フェアレディZは、日産のスポーツカーで、現行型は2021年8月に世界初公開され14年ぶりのモデルチェンジを実施したばかりの7代目モデルです。

 しかし今回オークションにかけられたフェアレディZは、その初代S30型で、240Zと呼ばれるSOHC 2.4リッター直列6気筒エンジン(L24型)を搭載したモデルがベースとなっています。

 240Zは1971年には日本でも上級モデル「フェアレディ240Z」として販売されていました。

 今回出品された240Zは、その原型がわからなくなるほど改造が施された“レーシングカー”。

 エンジンは、最高出力約430馬力にチューンナップされた日産「スカイライン GT-R」の2.6リッター直列6気筒RB26ターボエンジンに換装され、トランスミッションには6速シーケンシャルトランスミッションを採用、後輪を駆動します。

 外装には、パンデム/ロケットバニーのワイドボディキットを装備、その他のボディパネルはすべてグラスファイバーまたはカーボンファイバー製に変わっています。

 外装色はサテンブラックとポルシェブルーのツートンで仕上げられています。

 足元にはRAYS社製のブロンズの18インチアロイホイールに、ハンコック社製295/30/18Z221ソフトセミスリックタイヤが組み合わされています。

 インテリアには、フルロールケージやレカロ社製バケットシート、MOMO社のステアリングホイール、MoTeC社製デジタルダッシュボード、カーボンファイバー製のフロアパネル、などさまざまな改造が施されており、まさにレーシングカーといった風体です。

 出品者によればこのクルマは、ヒルクライムやスーパースプリント、トラックデイイベント、ロールレースやスポーツセダンレースに使用できるとのことです。また、2021年に開催された日産GT-Rフェスティバルの「ショーアンドシャイン」クラスで優勝しているそうです。

 完全に改造された状態からの走行距離は80km。外装・内装ともに損傷はなくとても綺麗な状態で、機械的な故障もないと記載されています。

 出品地域はオーストラリア・ニューサウスウェールズ州シドニーです。

 オークションサイトでは216枚の高画質画像と動画とともに本車両は掲載されており、かなり詳細に確認することができます。

※ ※ ※

 今回出品された個体は、2022年10月19日に26回の入札の末、12万500豪ドル(日本円換算で約1130万円)で落札。ホンモノのレーシングカーに、一般参加可能なオークションで値段が付けられる珍しい機会になりました。

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