40年ぶり復活の新型「デロリアン」! “ガルウィング”引き継ぐ現代版タイムマシン「Alpha5」予約受注可能に
2022年9月13日、米国の「デロリアン・モーター・カンパニー」は、同社が開発する「Alpha5」の予約受付を開始したと公式SNSで明らかにしました。40年ぶりの復活となるデロリアンの新しいクルマとはどのようなものなのでしょうか。
約36万円で予約可能!デロリアン新型「Alpha5」
米国の自動車メーカー「デロリアン・モーター・カンパニー(以下DMC)」は、2022年9月13日に同社の公式SNSで新型車「Alpha5(アルファファイブ)」の予約受付を開始したと公表しました。公式HPサイトでも予約の仕方を示すページが公開されていますが、Alpha5はどのようなクルマなのでしょうか。
DMCは、1975年当時GMの副社長だったジョン・デロリアン氏が、GMを退職して設立した自動車メーカー。同社が1981年に発売したデロリアン「DMC-12」が1980年代の映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズに登場していたことで、日本でもその名前が知れ渡っています。
1983年に生産終了となったDMC-12はガソリンエンジンのクルマでしたが、約40年ぶりの復活となるニューモデルのAlpha5はEVとなります。
Alpha5は、2022年8月に行われた「ペブル ビーチ コンクール デレガンス」にて、その実車が世界初公開され話題となりました。開発は、DMCが40年以上タッグを組むイタルデザインと共同で行われています。
100kWhのバッテリーを搭載し、1回の充電でおよそ483kmの走行が可能とし、最高速度は約250km/hをマーク。0-約97km/h加速は2.99秒の高性能を誇るとDMCでは説明します。
ちなみにバック・トゥ・ザ・フューチャーでDMC-12をベースに作られたタイムマシンのタイムトラベルができるようになるとされる速度88マイル/h(約140km/h)に達するまでの時間も公開されており、これは4.35秒だといいます。
ボディサイズは全長4995mm×全幅2044mm×全高1370mm、ホイールベースは2300mm、乗車定員は4人です。
DMC-12は直線を多用したデザインで、全高の低いクルマでしたが、アルファ5は滑らかなボディラインをしたスポーツ風のクーペとなりました。一方でドアは、DMC-12と同じくガルウイングドアを採用しています。
DMC-12は当時2万9825ドルで販売されましたが、Alpha5は予約を受け付けているもの、価格はまだ発表されていません。
米国の一部メディアでは、日本円で2000万円を超える価格帯となるのではないかと予想されています。
予約は公式HPより受け付けています。その手順は、まず88ドル(1万2857円)で「Alphas Club」に加入、加入後2500ドル(約36万円)で生産ロットを確保できるとのことです。
また確保した生産ロットは「DeLorean Flex」を通じて他の「Alphas Club」メンバーに譲渡、交換、販売することが可能とも記載されています。
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Alpha5についてDMCのCMOである「Troy Beetz」氏は以下のようにコメントしています。
「私達には、デロリアンブランドの歴史を尊重し、キュレーションするというミッションがありましたが、Alpha5はその両方を達成できたと思います」
約40年ぶりに新たな形でデビューするデロリアンの新型車となるAlpha5、その生産開始に期待がかかります。
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