大丈夫なの? 雨の日に遭遇する「虹色のシミ」 綺麗だけどトラブルの予兆? 見逃せないシミの正体とは
虹色のシミが出ているクルマ、そのままにしておくとどうなる?
いずれにしても、虹色のシミを見つけたら原因を確定させ、場合によっては修理を進める必要があります。
とはいえ、一般ユーザーがオイル滲みの原因を究明するのは、ほとんど不可能です。仮に漏れている箇所を見つけても、DIYで直せるとなると、セミプロ級の技術と経験が必要です。
そのため、よほど腕に自信がない限りは、無理に直そうとするよりも、早めに修理業者に相談することが重要です。
では、エンジンオイルが漏れているような場合に考えられるトラブルは、どのようなものがあるのでしょうか。
オイルが少し滲んでいる程度であれば、すぐさまエンジンが爆発してしまうというようなことはまずありません。
ただ、徐々にオイルが漏れていき、気付いた時点ではオイルがほとんどなくなってしまったということであれば、エンジンをスムーズに動かすのに必要な潤滑性能が失われている可能性が高く、そのまま走り続けているとエンジンがブローしてしまうことも考えられます。
また、一気にオイルが噴き出して、高温になっている排気管にかかってしまうような状態になっていると、最悪の場合、車両火災につながることもありえます。
旧車がエンジンルームから火を噴くケースでは、このようなオイル漏れが原因となっていることが少なくありません。
さらにいえば、オイルが滲んでいるような状態では車検を通すことも難しくなります。
このように、オイル漏れが疑われる場合には、重大な故障や事故につながる可能性が非常に高いため、はやめに対処するに越したことはありません。
ちなみに、雨で路面が濡れていないときにオイルが垂れると小さな黒いシミとなります。
砂利の駐車場などでは分かりづらいかもしれませんが、アスファルトやコンクリートの駐車場であればオイルが漏れていることは、ひと目で判別できます。
気になるときは、クルマを停める前に駐車場の路面をチェックしてみるのもいいかもしれません。
ただ、舗装路のシミはエアコンからの排水でも生まれる点は、覚えておくと良いかもしれません。
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なお、コンクリートなどについたオイルのシミは、そう簡単には取れません。
業務用クリーナーなどではきれいにできるものもありますが、一般ユーザーには入手が難しいものもあります。
どうしても駐車場のオイルシミが気になるのであれば、専門の清掃業者を探してみるといいかもしれません。
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