6000万円超える? 最後の「スカイラインGT-R」が登場!? 限定数百台のミレニアムなボディカラー採用した「V・spec II Nur」に注目! 海外オークションで高値なるか

10年以上前の国産スポーツカーが海外で人気となり高値で取引されています。そのなかでの日産「スカイライン GT-R V・spec II Nur」が海外のオークションサイトに出品されますが、どのくらい値が付けられるのでしょうか。

最後の「スカイラインGT-R」が登場!? 「V・spec II Nur」に注目! 海外オークションで高値なるか

 日産車のなかでも、根強い人気を誇るのが「スカイラインGT-R(BNR34)」(以下R34)です。
 
 なかでも最後のR34を記念して設定されたV・spec II Nurが、2022年11月5日に開催されるオークションに出品を予定しています。どのような値段が付けられるのでしょうか。

過去に6000万円の値がついた日産「スカイラインGT-R V-SPEC II Nur(BNR34)」だが、今回はその値を超えられるのか?(Photo:RM SOTHEBY'S)
過去に6000万円の値がついた日産「スカイラインGT-R V-SPEC II Nur(BNR34)」だが、今回はその値を超えられるのか?(Photo:RM SOTHEBY'S)

 R34は1999年1月に登場。先代となるR33よりもボディサイズを縮小し、走行性能を向上させました。

 当初R34には、専用エアロパーツ&サスペンション、アクティブLSDなどを採用した「V・spec I」を設定。

 2000年8月のマイナーチェンジで登場した「V・spec II」は、さらに量産車初のNACAダクト付きカーボン製エンジンフードやアルミ製ペダルを採用しました。

 そして2002年1月に最後のR34を記念して設定された「V・spec II Nur」が発売されました。

 V・spec II Nurは、ドイツのニュルブルクリンクを車名に採用した生産台数約750台の希少性の高いモデルです。

 スペックは、ニュルブルクリンク24時間耐久レースや国内のスーパー耐久レースなどのベースエンジンに使われているN1仕様エンジンをベースに使用しています。

 さらに、エンジン中心部品であるピストンやコンロッドを重量バランスの均一化を図った高精度バランス品とすることで、エンジン高回転域における爽快な回転フィーリングにより磨きをかけたほか、限定車専用としてゴールドシリンダーヘッドカバーを装着。さらにフルスケール300km/hの専用スピードメーターや立体成形専用グレードネームエンブレムなども採用。

 なおV・spec II Nurの当時の価格(消費税抜き)は610万円となっていました。

 今回、イギリスで出品されているV・spec II Nurはミレニアム ジェイド メタリック仕上げの156台のクルマのうちの1台とされており、走行距離は6万1234kmです。

 サイドステップ、リアアンダー、リアウイングのフラップがNISMO製エアロパーツに換装され、軽量なカーボンボンネットが標準装備されています。

 写真で見る限りでは内外装に目立った傷はなく、自動車電話キットを除いて、完全オリジナルの状態も保持されており、程度は良いようです。

 また下回りやエンジンルームもきれいな状態で保たれており、エンジンルームにはN1仕様のエンジンの象徴でもあるゴールドの特別塗装が施されています。

※ ※ ※

 V・spec II Nurは、2021年にヤフオクで新車未登録として出品され、入札件数1391件という結果から6050万1円で落札されています。

 今回イギリスのオークションに出品される個体は、走行距離こそありますが、世界で開催されるオークションのため、6000万円以上の価格になることもあり得るかもしれません。

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1件のコメント

  1. 日本のスポーツ系の車が価格高騰してるのは要因は多々あるのだろうけれど、R34の総合性能を考えた場合に6000万円の価値なんてないよ。吊るしでゼロヨン10秒切らないし、TOPスピードも400キロなんて出ない。所詮280馬力の旧車。個人の好みの範囲での自己満足の域出ない。そういうことを考えると現状の高騰状況は単なる異常!日本人もバカじゃないからみんな買わなくなりゃ海外に放出されてやがて正常化するよ。日本の税制予測では持っていたってやがて重課税対象になって持ちきれなくなる

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