「男・日産」爆誕!? 新「スカイライン」なぜガソリン車残した? 隠された切実な理由とは

日産は、2022年10月末に「スカイライン」の一部仕様変更をおこなうことを公表しました。一部改良ではハイブリッド車が廃止され、ガソリン車のみのラインナップに変更となるほか、ボディカラーの追加もおこなわれるとのことです。

環境意識高まるなかで「ハイブリッド車」廃止で「ガソリン車」継続!? 男日産の切実な理由とは

 2022年9月22日、日産が「スカイライン」の一部仕様変更を公表し、2022年10月末からラインナップの内容が変更されることになりました。

 今回の一部仕様変更では、ハイブリッド車がすべて廃止され、ガソリン車のみのラインナップとなるほか、車両本体価格の見直しもおこなわれるとのことです。

日産「スカイライン」が一部改良されてハイブリッド車廃止! でもガソリン車は残る! なぜなのか?
日産「スカイライン」が一部改良されてハイブリッド車廃止! でもガソリン車は残る! なぜなのか?

 この一部改良により、スカイラインのラインナップは「 GT(456万9400円)」「GT Type P(486万8600円)」「GT Type SP(514万9100円)」「400R(589万9300円)」の計4グレードとなります。

 なお、高性能モデルの400Rには「スレートグレー」に代わって、新たなボディカラー「ミッドナイトパープル」が追加されます。

 ミッドナイトパープルは、日産を代表するスポーツカー「スカイライン GT-R」や「GT-R」などに採用されてきたカラーです。

 今回追加されたことで、400Rもさらにスポーツセダンらしい風合いが強まることが期待されます。

 こうした一部仕様変更の動きを受け、日産販売店では現在スカイランのオーダーがストップされた状態となっています。

 首都圏の日産販売店の担当者によると、ガソリン車に先駆けて、ハイブリッド車が2022年5月頃に生産終了となっていたそうです。

 2022年9月末現在では、ガソリン車もオーダーストップとなっていますが、前述したように、ガソリン車は一部仕様変更後、また販売が再開されることになっています。

 クルマの電動化が進んでいる現在の時代の流れを鑑みると、ガソリン車を残して、ハイブリッド車が生産終了となったのには違和感を覚える人も多いでしょう。なぜ、スカイラインのハイブリッド車は生産終了となったのでしょうか。

 日産の広報担当者は、その理由について「半導体が不足していることでハイブリッド車の生産が難しくなったからです」と説明します。

 一般的に、ガソリン車に比べてハイブリッド車のほうが多くの半導体を要します。

 そのため、半導体不足が深刻化しているいま、スカイラインに限らずハイブリッド車は生産が追いつかなくなっているのが実情です。

 なお、スカイラインのハイブリッド車が生産終了となったことで、日産の先進運転支援技術である「プロパイロット2.0」を搭載するモデルは「アリア」のみとなっています。

 プロパイロット2.0は、フロント・サイド・リア・ルーフに取り付けられたレーダーおよびカメラが周囲の白線や標識、交通状況などを正確に捉えてクルマが自動でハンドルやアクセル、ブレーキを制御する機能です。

 すぐにハンドルを操作できる状態であれば、完全にハンズオフで高速道路を走行することが可能です。

 ほかの日産車に搭載される「プロパイロット」も、プロパイロット2.0同様にクルマがハンドルやアクセル、ブレーキの基本操作を自動でおこなうものですが、これは運転者がハンドルを握っていることが使用の条件となっており、ハンズオフでは走行できません。

 文字通り完全な「手放し」運転ができるのは、アリアが登場するまでスカイラインのハイブリッド車のみで、前出の首都圏販売店の担当者は「プロパイロット2.0に魅力を感じてスカイライン(ハイブリッド車)を選ぶ人も少なくありませんでした」といいます。

 前述したように、スカイラインのガソリン車は今後販売が再開される予定ですが、そこにプロパイロット2.0が搭載されることはアナウンスされておらず、可能性としても限りなくゼロに近いでしょう。

 また、前出の首都圏販売店の担当者はプロパイロット2.0を搭載するモデルについて次のように話します。
 
「スカイラインのハイブリッド車がなくなったいま、プロパイロット2.0を求める人は、必然的にアリアを購入することになります。

 ただ社内では、新型『セレナ』の上位グレードにプロパイロット2.0が搭載されるのではないかという噂も出ています。

 真偽は不明ですが、今後登場する新型車にプロパイロット2.0が搭載される可能性は高いのではないかと予想しています」

※ ※ ※

 日産のミニバンを代表する「セレナ」は、現在2016年にデビューした5代目が販売されていますが、登場からはすでに6年が経過しています。

 SNS上では「そろそろフルモデルチェンジされるのでは?」と予想する人も少なくありません。

 近年では、トヨタ「ノア/ヴォクシー」やホンダ「ステップワゴン」など、人気のミドルサイズミニバンが最新の運転支援機能を搭載してフルモデルチェンジを遂げています。

 そうしたなかで、セレナにプロパイロット2.0が搭載されることになれば、かなりの注目を集めることは間違いないでしょう。

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1件のコメント

  1. 理由は半導体が足りなくて作れないだけじゃないでしょ。
    エンジンが古くて騒音規制と排ガス規制に適合しないからでしょ?

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