料金所のカメラ「何を見てる?」 オービスとは違う「監視カメラ」の正体は? 誰かが見ている通行状況とは
不正通行は犯罪!そのほかの不正利用対策とは?
このように、不正通行を防止するための対策として設置されているカメラですが、高速道路ではほかにもさまざまな不正通行の防止対策がおこなわれています。
NEXCO西日本では、不正通行対策としてカメラ設置のほかに、不正通行対策開閉バーを設置したり、積極的な警察への通報などを実施しています。
警察への通報をおこなわなければ、不正通行による未払い分のみの徴収だけになるため、積極的に警察に通報することによって、初めて特措法第59条の罰則が科せられるのです。
さらにNEXCO東日本では、周知ポスターなどを作成しホームページに掲載するなど、さまざまな取り組みをおこなっています。
実際、NEXCO東日本やNEXCO中日本では、2006年から2022年にかけて、およそ100件ほどの不正通行による逮捕事例が挙げられています。
2022年度においても、通行券を悪用した不正通行者が逮捕されているケースや、二輪車の不正通行者のケースも見られます。
一方で、意図した場合でなくても、不正通行となってしまうケースもあり、ETCカードが正しく挿入されていなかったり、有効期限が切れていたりする場合もあるでしょう。
この場合、気づかないうちに料金を支払わずに通行してしまっている可能性があるかもしれません。
高速道路に乗る場合は、ETCカードが正しく差し込まれているか、有効期限は切れていないかを事前に確認するようにしましょう。
高速道路は、公平にドライバーから料金を支払ってもらって成り立っている道路です。
不正通行はほかのドライバーにとっても、非常に迷惑極まりない行為です。きちんと高速道路料金を支払い、通行するようにしましょう。
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