迫力ボンネットのホンダ新型SUV「CR-V」加で生産開始! 6代目は4拠点で生産

6代目となるホンダ新型「CR-V」の生産が、カナダの工場(Honda of Canada Mfg.)で開始されました。

プロトタイプの製作もカナダ拠点が担当

 2022年9月22日、米国ホンダは新型「CR-V」の生産がカナダのオンタリオ州アリストンにある工場(HCM:Honda of Canada Mfg.)で開始されたと発表しました。

 新型CR-Vは、北米にある4工場で生産されます。

工場で生産される新型「CR-V」
工場で生産される新型「CR-V」

 HCMのクレメント・ディスーザ上級副社長は、新型CR-Vの生産開始について「新型CR-Vのグローバルリード工場となることは大きな挑戦でしたが、HCMの経験豊富なチームと、北米でこの素晴らしい新型車を作り上げた(開発)チームワークのレベルを誇りに思います」とコメントしています。

 6代目となる新型CR-Vは、2022年7月12日に米国で世界初公開されたモデルで、ボディサイズは全長184.8インチ(約4693mm)×全幅73.4インチ(約1864mm)×全高66.2-66.6インチ(約1681-約1691mm)。

 外観は、低い水平なベルトラインやLEDタイプのヘッドライト、大型フロントグリル、存在感あるボンネットが特徴。

 搭載されるパワーユニットは1.5リッター直列4気筒ターボエンジンと2リッター直列4気筒エンジン+2モーターのハイブリッドが設定されます。

 ちなみに新型CR-Vの開発にあたっては、新型コロナ禍の初期に開発がスタートしたため、開発プロトタイプの製作もHCMが手掛けたといいます。日本の開発チームとはデジタル上で連携を取り、今回の生産開始に至ったということです。

 ボンネットのサイズが、カテゴリ内の米国ホンダ車として最大となることから、生産チームと開発チームが協働し、鋼板の厚みを増すことで高剛性化を推進。その結果、大胆かつ洗練されたデザインの量産に成功しました。

 またボディ剛性を高めるために高性能構造用接着剤の使用量を増加。生産にあたり、新しい設備導入や従業員の追加トレーニングも実施したといいます。

 なお、カナダ工場では10月よりハイブリッド仕様の新型CR-Vの生産も開始される予定で、その結果カナダでの新型CR-Vの生産台数は販売の約半数を占めることになる見込みです。

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