ズルい? ズルくない? 高速本線との「先頭合流」は正しい! 渋滞時の「ファスナー合流」はなぜ推奨されるのか
渋滞の要因はほかにも…? 覚えておけば回避出来る?
高速道路における渋滞の要因は、合流の仕方だけではありません。ほかにも、道路の地形により、加速車線が直線ではない場合も渋滞の原因となります。
たとえば、首都高速道路では、加速車線がカーブになっているケースも多いうえ、区間が短い場所が多数見られます。
加えて、左右どちらからの合流もあるうえ、道路自体の高低差も大きいため、結果として、ほかの高速道路より渋滞が発生しやすくなっています。
たとえファスナー合流を意識していたとしても、このように加速車線の構造が特殊で、交通量が多い首都高速道路では完全に渋滞を回避するのは困難です。

また、高速道路では、運転者が無意識のうちにスピードを落としてしまい、渋滞に繋がるケースもあります。
上り坂や間口が狭く感じるトンネルの入り口付近では、運転者は無意識のうちにブレーキを踏んで、スピードを落としてしまいがちです。
1台がスピードを落とすことで、前述したように後続車のスピードも落ち、慢性的な渋滞へと繋がってしまいます。
高速道路では、不要なブレーキを踏まないことや、一定の速度で走行することを心がけ、先行車両との車間距離を十分に取るようにしましょう。運転者ひとりひとりの意識が渋滞の緩和へ繋がります。
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ファスナー合流は、もはや高速道路を利用する際の運転マナーのひとつともいえます。
合流する側のクルマの運転者はもちろんですが、本線を走行する側のクルマの運転者もファスナー合流を意識することで、渋滞を発生させないよう、互いに歩み寄るようにしましょう。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。














