スバルの新型SUV「クロストレック」登場! 実は12年前に「ご先祖様」がいた!? どんなモデルだった?

2022年9月15日に公開となった新型SUV「クロストレック」。実は12年前にその「先祖」ともいえるモデルがスバルから登場していました。一体どのようなモデルだったのでしょうか。

「XV」の先祖は「インプレッサ」に追加設定された派生グレード

 スバルは2022年9月15日に新型「クロストレック」を世界初公開しました。「クロストレック」はコンパクトなボディにスバルのシンメトリカルAWDを組み合わせ、タフな外観を持ったクロスオーバーSUVです。

あまり知られていない!? 「クロストレック」のご先祖様といえる「インプレッサXV」
あまり知られていない!? 「クロストレック」のご先祖様といえる「インプレッサXV」

 これまで日本市場では「XV」としてラインナップされていましたが、今回国外市場で展開していた「クロストレック」という車名に統一された形になります。

 スバルは「XV」として今回で3世代目としていますが、実は遡ること12年前に「XV」の“元祖”となるモデルが登場していました。

 2010年6月24日、スバルはハッチバックとして登場した3代目「インプレッサ」にクロスオーバーモデルの「インプレッサXV」を追加設定。これが「XV」の元祖ともいえるモデルでした。

 インプレッサXVは、「スバルが提案する新しいクロスオーバー“Active Sports Gear”」がコンセプト。

 インプレッサの5ドアハッチバックモデルをベースとし、専用のフロントグリル、ボディサイドまで回る大型のルーフスポイラー、無塗装樹脂パーツ付きのフロントバンパー、フェンダーアーチ、ルーフレールなどを採用し、クロスオーバーらしさを強調しています。

 インテリアは、ブラウン色をアクセントとしたステッチをドアとシートに施すなど、内外装ともにSUVテイストを盛り込んだモデルとなりました。

 グレードは1.5リッターモデルと2リッターモデルのシンプルな展開で、それぞれ2WDとAWDが選べたほか、1.5リッターモデルでは4速ATのほかに5速MT車の設定もありました。

※ ※ ※

 スバルはこれまで様々な車種に「SUVテイスト」のグレードを設定してきました。

 ステーションワゴンの「レガシィ ツーリングワゴン」は2代目モデルベースの「グランドワゴン」からSUVテイストのグレード設定がスタート。2代目最終モデルと3代目は「ランカスター」、さらに4代目以降は「アウトバック」へと名前を変え、現在でも販売しています。

 インプレッサでは「XV」シリーズのさらに元祖モデルも存在。1992年登場のステーションワゴン「インプレッサ スポーツワゴン WRX」に「グラベルEX」を1995年に設定。当時流行した大型のグリルガードや、リアにスペアタイヤを装備するなど、「本気」でSUVテイストとしたモデルでしたが、1996年のモデルチェンジであえなく廃止となりました。

 不人気で終わったモデルと、クロストレック・XVシリーズのように長く続いているモデルもあり、今回のクロストレックが人気モデルとして継続していくのかどうか、ますます注目されます。

【画像】クロストレックの「ご先祖様」は時代の先を行っていた! スバルの「SUVテイスト」の車種は他にこんなのも! 写真でチェック(31枚)

【注目!】 スバルは何が凄い? クルマ好き必見な情報を見る!

画像ギャラリー

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

1件のコメント

  1. グラベルEXのこともたまには思い出してやってください

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー