2022年2月23日、ドイツの高級車カスタムメーカー「KLASSEN」（クラッセン）が、「バンカーカリナンVR7 RCR_1492」の写真を自社の公式SNSに投稿しました。これはロールスロイス「カリナン」を豪華内装の装甲車に改造したものです。

　カリナンはイギリスの高級自動車メーカー「ロールスロイスモーターカーズ」より2018年5月に発表された同社初のSUVです。2022年9月現在日本では4000万円を超える価格で販売されています。

　そんなカリナンをさらに豪華な内装に仕立て、さらに装甲仕様へ改造したのは、KLASSENというドイツのカスタムメーカー。同社は、レクサスやハマー、キャデラックなどの高級車をリムジンや豪華内装仕様、装甲車仕様などに改装・販売しています。

　KLASSENがカリナンをベースに改造したバンカーカリナンVR7 RCR_1492のエンジンは、最高出力571馬力を発揮するV型12気筒エンジンを採用。これにオートマチックトランスミッションが組み合わされています。

　乗車定員は4名、インテリアには前席と後席の間に開閉可能な大きな間仕切りが追加されており、前席と後席の空間を切り分けることができます。外装色はブラック、内装はボルドーとブラックです。

　銃撃や爆破などに備え、防弾ガラスへの換装やサスペンションの強化、後部装甲の追加など様々な改造がおこなわれており、その乗員保護レベルは、アサルトライフルの7.62mm弾丸にも耐えられるVR7レベルに達しています。

　エクステリアには、通常のカリナンと比較して「BUNKER」や「KLASSEN」のロゴが追加されているほか、パトカーのようなフラッシャーが追加されています。

　なおバンカーカリナンVR7 RCR_1492の価格は公表されておらず、公式サイト上でも「要問合せ」となっています。

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　KLASSENはロシア、コンゴなどヨーロッパやアフリカの6か国に拠点を持っていますが、日本にはありません。しかし同社の車両は、日本にも輸入された実績があるようです。