なぜ日産「シルビア」の人気続く? 生産終了から20年強も… 次期デザイン公開&SRエンジン再販! 話題事欠かないのが理由か

人気の理由はアフターパーツにアリ? 話題に事欠かないのも要因か?

 このように歴史を重ね、デートカー、そしてスポーツカーとしての地位を獲得してきたシルビア。

 現在人気となっている背景にも、そうした昔からのネームバリューが関係していますが、ほかにもアフターパーツの多さが重要な鍵となっています。

 かくいう筆者も、比較的年式の古い国産スポーツカーを所有しているひとりですが、ときに頭を悩ませるのが、劣化によるパーツの故障です。

 年式の古いクルマを所有していると仕方のないことですが、いくらメンテナンスをしっかりしているとはいえ、各パーツの経年劣化は避けられません。

 一般的に、劣化によってパーツが故障してしまうと、新しいパーツに交換することになります。

 しかし、生産終了から年数が経過したモデルでは、パーツの生産も終了され、そう簡単に新品パーツが手に入らないことがあります。

 その点、シルビアは各パーツメーカーがアフターパーツを開発・生産・販売しているケースが多く、「パーツがなくて修理できない」という事態まで発展することは基本的にありません。

 年式の古いクルマを所有するうえで「壊れても直せるか」や「金銭的に維持がしやすいか」という点は、長く乗り続けることを考慮すると非常に重要となります。

 購入できるパーツが豊富にあるということは、そのぶん、価格も比較的求めやすいことが多いため、とくに金銭的に余裕のない若者にとっては、ありがたいポイントとなります。

 実際に、2022年9月12日にマーキュリーエンタープライズは日産との2年に及ぶ交渉の末、シルビアの純正エンジンとなる「SR20DET」を30基限定で再販することを発表するなど、いまなおシルビア人気の高さが伺えるエピソードです。

 その一方で日産のスポーツカーの代表格「スカイラインGT-R」も、アフターパーツなどは多く展開されていますが、海外市場での人気も白熱していることなどから、もはや若者が手を出せるような金額のシロモノではなくなっています。

 このように、シルビアはコスパ良く、比較的長く楽しめるスポーツカーとなっており、そうした点がシルビアが現在でも人気であり続ける理由です。

日本が発祥といわれるドリフト競技に数多く参戦しているシルビア なぜクルマ好きの心を掴んで離さないのか
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現在でも人気の根強いシルビアは、クルマ好きの間でその復活が常に望まれています。

 そうしたなかで、生産終了から20年を迎えた2021年秋に日産欧州法人は「もしEV化した新型シルビアが存在したら」というテーマでのデザインを公開。

 これについて、欧州日産のデザイン担当バイスプレジデントであるマシュー・ウィーバー氏は「初代シルビアをモチーフに、EV化した新型モデルをデザインした」と説明していました。

 シルビア生産終了後、日産は「次期型シルビア」を示唆するコンセプトモデルを何度も公開してきましたが、8代目となるシルビアの市販化には至っていません。

 果たして「シルビア復活」の可能性はあるのか、多くのファンが注目しています。

 こうした、アフターパーツ市場や日産からの匂わせ、SRエンジンの再販など生産終了からも常に話題を提供し続けていることが「シルビア人気」最大の理由といえるかもしれません。

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