「眩しすぎる!」ヘッドライトなぜ増加! ハイビームにしてるわけじゃない!? 眩しさ回避する方法は?
LEDの普及やオートライトの義務化など、クルマの灯火類を取り巻く環境はこの10年で大きく変わりました。その一方、ヘッドライトが眩しいと感じる機会が増えたドライバーもいるのではないでしょうか。
LEDの普及が眩しさの原因?
クルマの灯火類を取り巻く環境はこの10年で大きく変化。これまでの主流だったハロゲンからHIDやLEDが主流になりました。
それと同時に、対向車のヘッドライトが明るく、そして眩しい感じることが増えたドライバーもいると思います。これはなぜなのでしょうか。
白色LEDが開発されてから電球や照明などのほか、クルマの灯火類にも数多く採用され、現在の新車の多くがLEDを採用しています。
明るく発光するのに電力消費が少なく長寿命、振動や衝撃にも強く、調色や調光、点滅なども自在にコントロールでき、防水構造も比較的容易なことから、ヘッドライトのバルブとして最適というワケです。
従来のハロゲンランプからLEDランプへの交換はバルブを換えるだけと手軽におこなえるのですが、ここに落とし穴があると教えてくれたのは千葉県のI整備士。
「DIYで交換する人の多くがバルブ交換時に必要な光軸調整をしておらず、この光軸の未調整により、ハイビームにしていなくてもヘッドライトがやたらと眩しく感じるクルマが増えた原因のひとつになっている可能性が高いです」(I整備士)
手軽にできるLEDへの交換ですが、自分の視界を明るくするだけでなく、対向車や周囲のクルマに迷惑をかけないようにしっかりとした光軸調整が必要というわけです。
また、光軸の調整のほかにもヘッドライトが眩しいと感じる原因がありそうです。
「軽ハイトワゴンやミニバンなどに多いのですが、もともとのヘッドライトの位置が高めなのに加えて、路面の凸凹をサスペンションが吸収しきれずにボディ全体が上下に動いてしまうことも一因と思われます。
路面は必ずしも水平ではないため、少し上向きで停車した場合でも対向車には眩しく見えることもあるでしょう。
また、LEDの光は遠くまで直線的に届く性質があるため、眩しく感じやすいといえます」(I整備士)
最近のマツダ車のヘッドライトは超眩しい