「シャコタン」「ハミタイ」不合格だと公道走れない!? 車検でNGになりがちな項目4選

●タイヤの溝

 タイヤ溝は「1.6mm以上」と保安基準に規定されています。タイヤ溝には溝部分に「スリップサイン」と呼ばれる目印があり、その目印がタイヤ溝と均一に摩耗していて露出していれば車検不適合になります。

 クルマの車種によってタイヤの摩耗は異なります。そのため、タイヤの中央部分だけでなく、タイヤ内側・外側とまんべんなくチェックする必要があります。

スリップサインが現れたタイヤは車検NG
スリップサインが現れたタイヤは車検NG

 事前に新しいタイヤに交換して車検に挑むのもひとつの手段ですが、新しいタイヤがすぐに手に入らないときなどは、保管してあるスタッドレスタイヤを使用することも可能です。

 スタッドレスタイヤは冬しか使用しないため、溝がある状態で保管されていることが多いでしょう。

 なお、前後で夏タイヤとスタッドレスタイヤと違っていても車検検査時は問題ありません。

●タイヤはみだし

 ノーマル状態で乗っている人は問題ありませんが、カスタマイズするユーザーはタイヤのはみだしに注意が必要です。

 クルマのフェンダー部分よりタイヤ・ホイールがはみ出していると車検不適合になり、タイヤハウスに収まるように是正する必要があります。

 目視でのチェック方法は、水糸と10mm程度の小さいナットを用意し、水糸の先にナットを結んでフェンダーの端に水糸を固定してタイヤ・ホイールに向けて水糸を垂らします。

 このときに水糸がタイヤ・ホイールに接触するようであれば不適合になるので、タイヤ・ホイールの履き替えをしたほうが無難でしょう。

 カスタマイズでブレーキキャリパーを社外品にしているクルマはキャリパーが大きくなっているので、変更したホイールとキャリパーが接触しないか充分確認する必要があるので覚えておきましょう。

●ブーツ関係

 車検でNGになりやすい項目が「ブーツ関係」です。ブーツとは、シャフト端部で使用されるゴム製の部品で端部のベアリング保護しているもので、車検ラインの最終段階の車体下部下回り検査で指摘が入りやすい項目です。

 シャフトブーツは比較的強いゴム製品ですが、使用状況などによっては割れやすくなっており、ブーツが割れると走行中の砂・ゴミなどがベアリング内に侵入してベアリングを傷つけてしまいます。

 クルマにとっては回転を伝える重要部分を保護している部品なので一度チェックしておいて損はないでしょう。

 ブーツ交換はカーショップやカーディーラーでの作業をオススメします。

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