あなたは大丈夫? 「片手ヤンキー&前かがみ」運転は何が問題なの? 知ると良い「正しい運転姿勢」とは

前かがみ姿勢の運転は思わぬ事故の原因に?

 万が一、前かがみ姿勢で運転をしてしまった場合、思わぬ事故につながるおそれがあります。

 A氏は、運転時の姿勢による影響について、以下のように話します。

「背中と肩がバックシートから離れているというような姿勢で運転を続けた場合、急ブレーキに対応できなくなってしまうおそれや、山道などのカーブでうまくハンドルを振り切ることができず、曲がりきれなくなるおそれがあります。

 また、そのような姿勢で運転してしまった場合、シートベルトの効果が薄れてしまうため、正しい姿勢で運転することが大切です。

 教習所では、運転時の姿勢について細かく丁寧に指導することを心がけています」

姿勢を崩して片手で運転する通称「ヤンキー運転」も…問題ある運転姿勢といえる(画像はイメージ)
姿勢を崩して片手で運転する通称「ヤンキー運転」も…問題ある運転姿勢といえる(画像はイメージ)

 つまり、正しい姿勢で身体が安定していないため、背中とシートの間に隙間ができてしまい、シートベルトでうまく身体を固定することができない状態になります。

 前かがみの状態で運転することによって、エアバッグの位置と顔の距離が近くなり、万が一衝突事故などに遭ってしまった場合に、エアバッグの作動により逆に強い衝撃を受けてしまうおそれがあります。

 さらに、運転姿勢が悪いことによって、背中や肩が凝りやすくなったり、身体が安定しないということから揺れが生じやすく、頭痛になりやすくなったりと、総じて疲れやすくなる可能性があります。

 このことから、的確なハンドル操作やブレーキ操作をおこなうことができる運転姿勢をとることが安全運転に繋がるのです。

※ ※ ※

 一方で、前かがみになってしまう姿勢とは反対に、寝そべったような姿勢で運転してしまう人もなかにはいるようです。

 A氏によると「運転初心者よりも、運転に慣れた人が余裕を持ってしまうことで、後ろに寝そべったような姿勢になってしまうことが考えられる」といいます。

 誤った姿勢での運転は、重大な事故につながるおそれがあります。いま一度、自身の運転時における姿勢を見直し、正しいドライビングポジションで運転することを心がけましょう。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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