「いったい何種類出てくるの!?」 スズキの新型軽「スペーシア ベース」はシリーズ唯一の「4ナンバー/軽バン」
2022年8月デビューの新型「スペーシア ベース」は4ナンバーの「軽商用車」だ!
そして2022年8月に新たに追加された新型スペーシア ベースは、他のシリーズとは大きく異なる特徴を持ちます。
まず、他モデルが軽乗用車(5ナンバー)なのに対し、新型スペーシア ベースは軽商用車(4ナンバー)であることが最も大きな違いです。
搭載エンジンも、マイルドハイブリッド機構が備わらない660ccの自然吸気タイプ(52ps/60Nm)のみの設定となります。FFと4WDが選べるのは他のシリーズ同様です。
外観は、カスタマイズ仕様のスペーシア カスタムのフロントマスク、ただしマイナーチェンジ前のデザインを移植。カスタム特有の押し出しが強いメッキ加飾に代わり、ブラック塗装化。シンプルながら強い存在感を手に入れています。
内装も他のモデルとは大きく異なります。
後席は小型・薄型に簡素化され、床下収納可能です。フラットな床面を持つ荷室は「マルチボード」でさらに多彩なシートアレンジが可能となります。
ネット通販などで需要が高まる小口配送向け貨物積載の用途のほかにも、車中泊やワーケーションといった個人ユーザーの用途にも幅広く活用できる間口の広さが、新型スペーシア ベースのユニークなポイントです。
いずれにせよ乗用車版のスペーシアとは違い、基本的に前席1名もしくは2名乗車の利用に割り切り開発されたことがわかります。
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4つ(特別仕様車のスペーシア ギア MY STYLEを加えれば5つ)のラインナップが勢ぞろいしたスズキのスペーシアシリーズ。
そのいずれも個性が強く、今後も引き続き軽スーパーハイトワゴンや軽貨物車のジャンルで大きな存在感を示し続けそうです。
じゃあ、次は助手席も後部座席も無い一人乗り用の「スペーシアOne」で。それなら足を伸ばして寝られるスペースがあるし、後部も限界ギリギリまで空間を確保できるでしょ。
ハイトワゴン系じゃどうしても狭さが際立つわけで、外観は乗用車っぽいことが重要でも、室内は限界まで広くして欲しいともなると、完全に一人遊び用の一人乗りの選択肢があっても良いのでは。寝るスペース確保に一苦労という煩わしさが無くなるよ。