なぜ「雨の日に洗車」勧める? ガソリンスタンドで強く推奨する理由は? 雨で汚れは落ちないの?

雨を意識したコーティング選びとは? さらにワイパー&タイヤも確認を!

 雨天時には雨からのダメージを受けやすいため、洗車をするだけでは不十分です。

 徹底するのであれば、洗車に加え、雨対策やメンテナンスも積極的におこないたいところです。

 まず、雨に濡れる頻度を減らす対策は、当然効果的です。

 雨の日には、防水ボディーカバーなどをクルマにかけておくと雨によるダメージを根本から減らせます。

 さらに前出の担当者は「ボディ側に雨への耐性をつけるため、ワックスではなく『コーティング』を施すことも雨対策として効果的です」といいます。

 コーティングであれば、被膜でボディを守り、水はじき効果も期待できます。

 コーティングの水はじきには、雨水を水玉状にしてはじく「撥水性タイプ」、雨水を薄い膜上にして洗い流す「親水性タイプ」の2タイプがあります。

 撥水性タイプは、雨水が水玉状となりそのまま蒸発するため、ウォータースポットなどの原因となりやすいです。

 したがって雨天時には、撥水性タイプではなく、親水性タイプのコーティングのほうがおすすめです。

 さらにいえば、コーディングには「ポリマーコーティング」と「ガラスコーティング」のタイプ分けもあります。

 ポリマーコーティングよりもガラスコーティングのほうが、被膜がつよく、汚れが付着しにくく、さらに効果も長く持続します。しかしその分ガラスコーティングは費用が高くなります。

ワイパーやタイヤなどの消耗品も定期的に確認しておきたい
ワイパーやタイヤなどの消耗品も定期的に確認しておきたい

 また、基本的なことですがワイパーやタイヤは消耗品となるため、定期的に点検する必要があります。

 ワイパーは雨水などによって劣化していき、性能が落ちると窓ガラスに拭き残しや痕がついて、視界を妨げる原因となります。

 ワイパーゴムは1年に1回、ワイパーブレードは1年から2年に1回が交換目安となります。

 タイヤは、安全に走行するために溝の深さの状態を「スリップサイン」で確認する必要があります。

 溝の深さが1.6mmになった場合、スリップサインはタイヤの表面と同じ高さになり、この状態であれば本来の性能を発揮できないほかに、車検が通らなくなります。

 また一般的に残りの溝が4mm以下になると性能が著しく低下するために、4mmになったら交換することが望ましいです。

【画像】これは危険! タイヤに「コブ」が現れた? いますぐ交換しないと危険なタイヤを見る!(17枚)

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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