オシャな内装は「ハリアー」超え!? 豪華になった日産 新型「エクストレイル」の「タフ」なだけじゃないインテリア比較

日産「エクストレイル」といえば、アウトドアユーザーが荷物を満載し海や山で活躍できる「タフギア」としてのイメージを強く持つモデルです。しかし2022年7月のフルモデルチェンジでは、質感も大幅に高められたといいます。

エクストレイルの「オシャ内装」ぶりはハリアーを超えた!?

 日産は2022年7月、主力SUV「エクストレイル」をフルモデルチェンジしました。本モデルで4代目ですが、歴代モデルで一貫したイメージをもつ「タフギア」路線は継承しつつも、新型では質感も大幅に向上させているのが特徴です。
 
 300万円台から400万円台の価格帯もトヨタの人気SUV「ハリアー」と同等。都会派プレミアムモデルのハリアーにも負けない豪華内装仕様も設定され、新型エクストレイルは対抗馬としての存在感を強めていました。

4代目となり質感を大幅に向上させた新型「エクストレイル」の質感はハリアーを超えた!?[(左)日産 新型「エクストレイル」/(右)トヨタ「ハリアー」]
4代目となり質感を大幅に向上させた新型「エクストレイル」の質感はハリアーを超えた!?[(左)日産 新型「エクストレイル」/(右)トヨタ「ハリアー」]

 2000年デビューの初代以来、日産はエクストレイルに対し一貫して悪路にも強い4WDシステムや防水の内装、ラフに使える荷室床面のボードなどを与え、「タフギア」のイメージを定着させました。

 今回登場した新型では、そんなキャラクターを引き続き推し進めつつも、第2世代e-POWERと電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」という革新技術も搭載しています。

 内外装のデザインも、歴代のタフさを伝承しつつ、e-POWERがもたらす静粛性の高い走りに相応しい質感を与えたといいます。

 フロントの2段式ヘッドライトは、上段をポジションランプとターンランプに、下段にメインランプを配置しキリっと引き締まった印象。緻密でキラキラ感のあるリアコンビランプも上質な仕上がりです。

 ボディカラーは歴代のイメージカラーだった赤を深く鮮やかに進化させた新色「カーディナルレッド」をはじめ、上質なモノトーンが7色、2トーンが5種類の全12パターンとなっています。

 内装に目を向けると、従来の流れをくむ防水シート「セルクロス」を使用したグレードに加え、しっとりな肌触りと包まれる心地よさをもち、しかも耐久性も高いという次世代シート素材「テーラーフィット」を上級グレード「G」「G e-4ORCE」に採用しています。

 さらに「G」「G e-4ORCE」にはオプションとして、クロムでなめされ、しなやかで柔らかい肌触りを特徴とする高級本革のナッパレザーを用意しました。

 明るく豪華なムード漂うタンカラーの室内からは、従来の「タフギア」のイメージもすっかり払しょくされ、高級SUVと呼ぶのが相応しい雰囲気です。

 最上級グレードのG e-4ORCE(4WD)の消費税込み価格は449万9000円。ナッパレザーはわずか8万8000円の追加料金で装着できるのもうれしいポイントとなります。

 対抗馬となるトヨタのハリアーの上級グレードは「G “レザーPackage” ハイブリッド E-Four」452万円。アルミホイールサイズは18インチで、8インチのディスプレイオーディオが組み合わされています。

 またハリアーの本革内装モデルはその上にも「Z “レザーPackage” ハイブリッド E-Four」(504万円)の設定もあります。こちらは大径の19インチアルミホイールを備え、12.3インチの大画面ナビとJBLサウンドシステムも標準装備です。

 ちなみに新型エクストレイル G e-4ORCEのホイールサイズは大径19インチで、12.3インチワイドディスプレイのナビゲーションシステムが標準装備(BOSEサウンドシステムは他装備とセットオプション)と、ハリアーの上級2グレードを強く意識した値付けや設定としていることがうかがえます。

 なおハリアー上級グレードに備わる本革シートの内装色はブラックが基本ですが、無償オプションでブラウン内装も選択可能です。

 シート地などはブラックのままですがステッチがブラウンとなるほか、センターコンソールまわりやドアパネルなど随所にブラウンのカラーがあしらわれ、独自のムードがあります。

※ ※ ※

 新型エクストレイルは、7月25日に発売を開始。日産の発表によると、およそ2週間後の8月7日時点で早くも1万2213台の受注を集める人気ぶりとなっています。

 初期受注のうち61%が上級グレードG/G e-4ORCEで、そのうち30%がナッパレザーシートをオプション装着しているといいます。

 新型エクストレイルの新たな世界観を切り開いた豪華仕様が、ユーザーからも高く評価されていることがわかります。

日産・エクストレイル のカタログ情報を見る

トヨタ・ハリアー のカタログ情報を見る

【画像】これがエクストレイル!?「オシャなソファ内装!」タフギアが高級車に 新型「エクストレイル」の内装写真を見る(56枚)

【2023年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー