完全無人の「タクシー」2023年より米でサービス開始へ 日本上陸も果たしたSUVが見た目スゴい“ロボタク”に変身
米ラスベガスで、自律走行車(AV:autonomous vehicle)「アイオニック5 AV」が配車サービス 米Lyftのネットワークに導入されます。完全な無人運転サービスは、2023年より開始される予定です。
アプリでドアのアンロックも可能
自動運転開発を手掛ける米Motionalは、同社が開発した自律走行車(AV:autonomous vehicle)「アイオニック5 AV」を、配車サービスを手掛ける米Lyftのネットワークに導入すると発表しました。
完全な無人運転サービスを2023年にラスベガスで開始し、その後、米国の他の主要都市に拡大する予定です。
アイオニック5 AVは、SUVタイプのヒョンデのBEV(バッテリーEV)である「アイオニック5」をベースに開発された“ロボットタクシー”となります。
「パラメトリックピクセル」と呼ばれるデザインのLEDヘッドライト&テールライトを採用するなど、アイオニック5自体未来的なデザインを採用していますが、ロボタクシー化にあたり各種機器が追加装備されました。
MotionalとLyftは、2018年からラスベガスで自律走行のテストをおこなっていますが、LyftのネットワークでEVの自律走行車が導入されるのは初となります。
また、乗車開始前にLyftのアプリからドアをアンロックしたりカスタマーサポートに連絡したりする機能も用意されるということです。
なお、万が一に備えて2人のオペレーターが前に座った状態でのサービスはすでに提供されています。
Motionalの社長兼CEOであるKarl Iagnemma氏は、次のようにコメントします。
「MotionalとLyftは、レベル4自律走行車の普及に向けた明確な道筋を持っています。
私たちは何年も前から商業運転で業界をリードしてきましたが、今回のローンチ発表は、来年には完全なドライバーレスでのサービス提供を予定していると示すものです。
ラスベガスのお客さまは、Motionalの『アイオニック5 AV』を体感することができます。
ヒョンデとの戦略的パートナーシップにより、アイオニック5 AVは快適性とデザイン性を維持しながら、ドライバーレスでの走行用にカスタマイズされています」
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アイオニック5 AVのベースとなるアイオニック5は、2022年5月2日より日本でもHyundai Mobility Japan(ヒョンデ・モビリティ・ジャパン)から販売が開始されています。
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