なぜトヨタ「タンドラパトカー」が国内に存在する? 赤青ランプ光る姿に感激!? 米国パトカーが日本で走行出来る理由とは
トヨタ「タンドラパトカー」アメリカではどう使われる? 米国パトカー仕様の見分け方とは
また、アメリカで実際に警察車両として活躍したエクスプローラーのパトカーを所有するオーナーのA氏に、警察車両と通常のクルマの違いについて聞いてみました。
「フォードの場合はポリスインターセプターというグレードがパトカーになります。
通常のクルマと違うのは、外装パーツのフラッシャーやプッシュバーなどの装備はもちろんですが、SUVでもパトランプ設置のためにルーフレールがありません。
また、車内ではさまざまな装備をセンターに乗せるために、シフトレバーがコラム化している点、通常レザーシートしか設定がないクルマでも耐久性のためにファブリックシートを設定している点などが違います。
車両によっては『人権がないシート』と呼ばれる樹脂製のシートを、犯罪者が乗る後部座席に設定しているものもあります」
そのほかに内装では、物々しい鉄格子などが設置してあり、いかにも警察車両感を醸し出していました。
また、トヨタが北米市場で展開していタンドラやシエナなどのパトカーもいました。
これらの現地における使用用途について、タンドラのオーナー・B氏は次のように語っています。
「アメリカでは、アメリカのメーカーのパトカー以外にも、タンドラやシエナ、カムリといった日本メーカーのクルマもパトカーとして多くのアメリカ法執行機関にて採用されています。
用途はさまざまで今回のタンドラパトカーは司法省に属する逃亡犯や令状逮捕を執行する『U.S.Marshals』仕様として再現しています。
お宅訪問時に抵抗された場合、速やかに執行できる機材が荷台に搭載されています。シエナであれば、囚人輸送を含め幅広い機関に採用されています」
※ ※ ※
日本で走るアメリカのパトカーたちは、アメリカ国内ではそのままの姿では走れず日本なら走れるという奇妙な運命を持ったクルマたちでした。
また、アメリカの警察だからといってアメリカのクルマだけでなく、機関によっては日本のクルマだったりミニバンだったりさまざまなクルマをパトカーとして使うようです。
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