目障り? 便利? クルマの「ヘッドアップディスプレイ」使ってわかった〇と×
「ヘッドアップディスプレイ」使ってる? ユーザーに聞いてみた
実際に搭載車に乗っているユーザーは、HUDに対してどんな印象を持っているのでしょうか。
マツダ「CX-5」に乗っている神奈川県在住のNさん(30代・男性)は、バリバリ活用派。一般道も含め、常に表示させているそうです。

「最初は、メーターと情報が被っているので要らないなと思いましたが、慣れてくるとHUDで速度を確認したりしていました。
フロントウインドウにさまざまな情報が表示されていて、FPSゲームの画面で見慣れているせいか慣れるのは早かったです」
とくに気に入っているのが、ナビと連動したルート案内の矢印だそうです。首都高速など路線が複雑な道では、次の車線変更などを視線の先で表示してくれることが大きな安心感につながっているといいます。
「各種センサーと連動した運転支援システムの傾向表示が見やすいのも良いです。
ただ、ナビでは速度超過を教えてくれますがHUDにはそういった機能は盛り込まれていないのが少し残念です」(CX-5ユーザー Nさん)
一方、東京都在住でトヨタ「ハリアー」に乗っているMさん(40代・男性)は、あまりHUDを意識していないのだとか。必要ないとまではいわないまでも、あれば便利くらいの感覚だと教えてくれました。
「もともとメーターで確認していたのでHUDにはあまり頼っていません。
速度表示なども、アナログメーターで認識するクセがついている人も多いでしょうし、そもそも数字のデジタル表示が好きじゃないというのもあるのかもしれませんが」
確かに、ベテランドライバーにとっては、アナログメーターのほうが針の位置で速度を認識しやすいという意見も多く聞かれました。このあたりは個人の好みで意見が分かれそうです。
「HUD表示は、実用的なのはもちろん、新しいもの好きにとって先進性も感じられるのは良いですね。見ていないといいつつ、いつも表示しています」(ハリアーユーザー・Mさん)
以前のコンバイナー型は焦点が合わせにくい印象を受けましたが、現在でも社外品(後付けタイプ)はコンバイナー型が多く、あの違和感がだいぶ解消されているといいのですが。また今
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筆者(金田ケイスケ)が体験したことがあるコンバイナー型は焦点が合わせにくいように感じましたが、今回話を聞いた人によると、純正装着が多いフロントウインドウ投影型は違和感がなく自然に使えるようです。
HUDは視線の移動が少なく、安全運転に寄与する装備なので、今後も普及が進みそうです。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。























