世界最速級の「臓器搬送」!? 超高級車「ランボルギーニ」で医療支援するイタリア警察「まさか」の取り組みとは?
イタリア警察である「Polizia di Stato」は、同組織が所有するイタリアの高級車ランボルギーニ「ウラカンLP-610-4」で病院に臓器を配送しています。最高時速325km/hのクルマでおこなう医療支援とはどのような取り組みなのでしょうか。
スーパーカーで臓器配達? イタリア警察の取り組みとは
2022年6月26日イタリア警察である「Polizia di Stato」は公式SNSで同組織が所有するイタリアの高級自動車ランボルギーニ「ウラカンLP-610-4」で病院に臓器を配達したと報じました。
警察がスーパーカーで臓器を医療機関に配達する背景はとはどのようなものなのでしょうか。
Polizia di Statoは今から約8年前の2014年5月22日、ウラカンLP-610-4を同組織の警察車両として迎えています。
そのウラカンLP-610-4で、臓器や血液、血清などの医療品を高速で配達する姿が、Polizia di Statoの公式SNSで度々投稿されました。
この配達は警察長官「Franco氏」と国立移植センター所長「Alessandro氏」(2018年当時)が署名した覚書に由来する行動です。
この覚書によって物流上または医療上の必要性・緊急性がある場合の臓器などの輸送を警察が行えるように公式にルール付されています。
2022年6月には、ミラノからローマまで約570kmの臓器輸送をおこなったと報じられています。これに対し公式SNSには「素晴らしい!」「よくやった!」という称賛の声が集まっています。
2020年に公開された臓器の輸送動画は11万を超える再生を記録しており、ウラカンのフロントトランクに臓器を積み、轟音とともに高速を爆走する姿が映し出されています。
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ウラカンLP-610-4は、2013年に発表されたラグジュアリー・スーパー・スポーツカー。610馬力を発揮する5.2リッターV型10気筒エンジンを搭載、0-100km/h加速は3.2秒、最高速度は325km/h以上です。
Polizia di StatoはウラカンLP-610-4を臓器輸送以外にもパトロールなど、イタリアの治安を維持するために運行しています。
ウラカンLP-610-4を導入する前にも、同様の目的で2004年にランボルギーニ「ガヤルド」を導入しており、継続的にランボルギーニを使用しています。
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