「優」から「推奨せず」まで…チャイルドシートの安全性評価、アプリに配信 国が試験、点数も表示
国交省と自動車事故対策機構が、チャイルドシートの安全性能や使いやすさを評価する「チャイルドシートアセスメント」の結果をアプリに配信します。
市販製品の安全性をテスト
国土交通省は2022年7月22日、同省が行ったチャイルドシートの安全性評価の結果を、妊婦向け子育て情報アプリに配信すると発表しました。
国交省と自動車事故対策機構(NASVA)は2001年度から、クルマで使うチャイルドシートの安全性能や使いやすさを評価・公表する「チャイルドシートアセスメント事業」に取り組んでいます。
これは市販されているチャイルドシートを対象に、クルマが55km/h(国の安全基準の速度の1割増)のスピードでぶつかったときの安全性能を調べる前面衝突試験と、チャイルドシートが座席に正しく確実に取り付けられるよう配慮されているかを判定する使用性評価試験を実施し、その結果を製品選びの参考にしてもらうというものです。
評価は製品ごとに、前面衝突試験は「優」「良」「普」「推奨せず」の4段階、使用性評価試験は点数で示されます。
国交省は2021年度から、妊婦向けのスマートフォンアプリ「ninaru‐ニナル」にチャイルドシートに関する情報を配信。
その際、アセスメント情報も盛り込みましたが、同省によると「多くの妊婦の方々から、チャイルドシートを選びやすくなったとの声を頂いたと同時に、より多くの機種情報を求めるご要望も頂いた」といいます。
このため、今回は掲載製品を大幅に増やして配信すると説明しています。
配信開始は7月29日、アプリは「ninaru‐ニナル」の予定です。
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